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脱プラスチックへの取り組み|有料化以外のアプローチを紹介

2024 8/02
経済(働き方、生産・消費、産業・技術)
CO2削減 マイクロプラスチック リサイクル 企業事例 海洋プラスチック問題
2022-3-152024-8-2
脱プラスチックに向けた取り組みは有料化だけじゃない。さまざまな取り組みをご紹介

2020年7月からレジ袋が有料化され、今年2022年の4月からは「プラスチック新法」が開始。脱プラスチックに向けた取り組みがますます加速しています。

プラスチック新法について詳しくはこちら▼

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2022年施行のプラスチック新法|知っておきたい情報と取り組み事例 プラスチック新法施行に向けた動きや、コンビニ各社の取り組みについて解説。環境問題としての海洋汚染が注目される中、プラスチック使用の見直しとリサイクル促進が焦点。
目次

プラスチックによる環境汚染

私たちの身の回りに溢れているプラスチックは、とても便利であると同時に環境に対して悪影響を及ぼしています。

例えば、世界各地から海に流れ込むプラスチックごみの量は年間800万トンと言われており、それらが紫外線を浴びると耐久性が下がり、さまざまな外的要因で小さな破片となり、5mm以下のマイクロプラスチックになります。それは、どんなに細かくなっても自然分解することはなく、数百年間以上もの間自然界に残り続けると考えられています。

そしてこのマイクロプラスチックは、動物の体内に吸収され、生態系を破壊するだけでなく、貴重な炭素吸収源であるサンゴ礁の白化現象にもつながる可能性があります。そしてもちろん、巡り巡って私たち人間への健康被害も懸念されています。

プラスチック問題について詳しくはこちら▼

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海洋プラスチック汚染の問題とSDGs|環境に与える影響と解決策 世界中で年間800万トンものプラスチックごみが海に流入し、その影響は深刻です。海洋生物が誤飲したり、珊瑚礁の健康が損なわれるなど、生態系に甚大な影響を及ぼしています。

脱プラに取り組む企業事例

脱プラスチックに向けた取り組みを行っている以下の3社についてご紹介します。

  • Notpla
  • Evoware
  • Mori

Notpla

Notpla
Notpla

イギリスのスタートアップNotplaは、海藻から作られた100%堆肥可なパケージの開発をしています。そのパッケージには、サラダのドレッシングやケチャップなどの調味料を入れることができます。

例えば、これまでケチャップはプラスチックの容器に入れられゴミとなっていましたが、Notplaの技術を使用すればプラスチックのゴミを出さすに、捨てるだけで土に還すことが出来ます。

Notpla × Heinz
Notpla × Heinz

こちらはアメリカのケチャップ会社Heinzとコラボした商品で、テイクアウト用として使用されています。

テイクアウトする時に出るゴミは、調味料の入れ物だけではありません。Notplaでは、堆肥可能な容器の開発もおこなっています。

Notpla Takeaway boxes
Notpla Takeaway boxes

従来のものは油や水に耐えるため合成化学物質が使われており、リサイクルすることができませんでした。しかしこちらは100%堆肥可能であり、数週間で分解され土に還ります。

Evoware

Evoware
Evoware

こちらはインドネシアの会社で、プラスチックに代わる製品の開発を行なっています。Evoware、Evoworld、Rethinkの3つのブランドがあり、そのうちEvowareでは、海藻を使用して100%堆肥可能な製品の開発を行っています。プラスチックの削減とインドネシアの海藻農家の生計を工場させることを目的にしています。

Ello Jello
Ello Jello

海藻からできたこちらのEllo Jelloというコップは、海藻やその他の植物性の素材で作られており、食べることができます。食物繊維、ビタミン、ミネラルが豊富に含まれており、冷蔵庫で7日間、常温で3日間保存することが可能です。オレンジ、ライチ、緑茶、オリジナルの4種類の味がありますが、飲み物の風味を変えることはありません。

Seaweed based Packaging
Seaweed based Packaging

こちらの包装紙も海藻から作られており、プラスチックと同じ性能でありながら温水に溶かすことができます。また、乾燥した場所であれば2年間保管することも可能です。

Mori

mori
mori

Moriはプラスチックの使用量を減らすだけでなく、食品ロスの削減にも貢献する企業です。Moriは蚕からとれたタンパク質から食品の保護膜を作る技術を開発しました。食品にかけるだけで保存期間がおおよそ2倍になります。

スーパーの野菜や果物の包装は酸化しないための工夫がされていますが、多くのプラスチックを使用しています。この技術を活用することで、食品の乾燥を防ぎ、腐りにくくすることができます。つまり、食材によってはプラスチック包装する必要がなくなる、または使用する量の削減に繋がるかもしれません。

このタンパク質は食べても安全であり、素材の味に影響することもありません。

最後に

フランスでは2022年1月から野菜や果物のプラスチック包装が禁止されており、今後日本でもプラスチック削減に向けた動きは加速すると思われます。

海藻から作られた容器やコップ、そしてプラスチックを使用しないで済む技術の開発など、そもそもプラスチックを使用しないという方向性に変わっていくのではないでしょうか。

参照:
EVOWARE
Notpla Disappearing Packaging
Food Technology – Mori formerly Cambridge Crops, Boston

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