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Green Business Bureauのメリット|中小企業も導入しやすい

2024 7/26
SDGs・ESG基礎
ESG投資 サステナビリティ経営 ステークホルダー 人権 気候変動 認証
2022-11-142024-7-26
中小企業でも取り組みやすい Green Business Bureau

Green Business Bureau(グリーン ビジネス ビューロー 以下、GBB)は、クラウドサービスでグリーンビジネスの評価ツールを提供しています。企業は、GBBが提供しているEcoAssessment™とEcoPlanner™という2つのオンラインツールを通じて、自社のサステナビリティを推進することが可能です。 

EcoAssessment™は、自社のサステナビリティに対する取り組み現状を把握する測定ツールです。EcoPlanner™は、企業がサステナブルなビジネスを推進するためのガイドラインを提供します。GBBは、価格設定や複雑な手順をなくし、可能な限りシンプルに設計されています。そのため、サステナビリティの専門家やコンサルタントを雇う時間や予算がない中小企業も導入しやすいよう工夫しています。

目次

GBBに取り組むメリット

企業規模や業界に関係なく、企業は環境や人権に対する配慮が求められます。世界的に投資額が増加傾向にあるESGは、世の中の環境や人権配慮に対する関心度合いを表しています。株式市場だけではなく、社債による外部資金調達においても、環境や社会に関連する非財務情報が求められる可能性があります。

多くの経営者やサステナビリティ・ESG推進担当者は、どのようにサステナビリティ経営やESGに対する取り組みを進めたら良いかわからず、不安を抱いています。また、自社がサステナビリティやESGの取り組みを行っていても、内部・外部ステークホルダーがその取り組みを認知しなければ意味がありません。GBBは、確立されたツールにて、企業経営者がサステナビリティに対する取り組みにコミットメントし、分かりやすく情報開示ができるよう支援を行っています。

導入から評価までの流れ

ツールを使用するため、企業はメンバーシップ会員(有料)になる必要があります。会員登録後、EcoAssessment™を通じ、自社事業のサステナビリティの取り組み状況を可視化することができます。例えば、評価項目は、輸送、エネルギー使用、リサイクル、オフィス資材などのカテゴリーに分類されており、その取り組みに係るコストや環境への影響が評価されます。評価は、取り組んでいる内容によって貯めることのできる評価点(エコポイント)で決まります。以下、評価項目と点数の事例です。

  • オフィスで余った生ごみをコンポストする仕組みづくり(12点)
  • 社員のサステナビリティに対する意識向上に繋がる教育機会の提供(4点)
  • 事務用品のリサイクルセンターを設置(2点)
  • あまり稼働していない電化製品にはタイマーを設置(12点)

企業は、EcoAssessment™にて自社の取り組み状況を可視化した後、各評価項目の目標設定を行います。この目標設定を支援してくれるツールがEcoPlanner™です。企業は、評価点が低い項目の点数を底上げする、あるいは強みをより伸ばすなど、各項目の取り組み優先順位を決定します。またEcoPlanner™は、目標達成を目指す自己完結型のチャレンジが400以上あります。これらのチャレンジを達成することで、企業は評価点を貯めながら社内のサステナビリティ推進を加速させることができます。達成された項目は、GBBが第三者機関として保証します。GBBが評価項目の内容を保証することで、一定項目以上の達成があった場合、GBBより提供される認証マークを使用することができます。この認証マークは、店舗やWebページに貼り付けることができます。また、第三者は該当企業の現状スコアへアクセスすることが可能です。

 GBBより提供される認証は、4段階あります。

GBB認証の種類
引用:Green Business Bureau認証の種類

企業はメンバーシップ会員に登録すると、「GBB Member Seal」の認証マークを使用することができます。次に、企業はGBB EcoAssessment™ ツールで自社の現状を把握し、いくつかの前提条件を満たすことで「GBB Aware Seal」 の認証マークを使用することが可能です。更にGBB EcoPlanner™ で多くのチャレンジを達成し、評価点の合計が200点以上になると、「GBB Gold Seal」の認証マークを使用することができます。一番高い評価の認証マークは、「GBB Platinum Seal」です。合計点が400点を達成すると、この認証マークを使用することが可能です。

 GBBも、ウェブサイトで企業の取り組み状況を開示しており、第三者が情報を確認できる体制を整えています。

GBBスコア公表
引用:Green Business Bureauスコア

費用について

GBBのメンバーシップ会員費用は、従業員の数によって決まります。従業員が1〜50人の小企業・51人〜1,000人の中企業、そして1,000人以上の従業員を抱える大企業で異なり、年間と月額の2つのメニューが用意されています。

GBBのメンバーシップ会員の年間プランの場合、小企業のうち、従業員数が1〜10名で年間350ドル、11〜25人で450ドル、26〜50人で650ドルです。中企業の場合、従業員数が51〜100名で年間800ドル、101〜250人で1,100ドル、250〜500人で1,550ドル、500〜1,000人で2,000ドルです。大企業の従業員が1,001〜1,500の場合、年間3,000ドルです。それ以上の従業員数の場合、別途問い合わせが必要です。

GBBのメンバーシップ会員の月額プランや最新情報は、こちらをご覧ください。

最後に

多くの企業は、サステナビリティに対する取り組みをどうすれば実践するか、という「手段」から考えがちです。サステナビリティ経営を推進する上で最初に行うべきことは、現状を把握することです。企業は、GBBが提供するツールを通じ、現状把握及び目標設定を行うことができます。GBBは常に更新されるグローバル基準をサービスツールに取り入れ、アップデートしています。企業のサステナビリティ推進担当者は最新の基準によって常に自社の状況を理解し、経営者はサステナビリティに関わる戦略・戦術を展開することが可能になるでしょう。

参照:
Sustainability Software & Certification | Green Business Benchmark°




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