愛媛・高知の4市町村で地域住民と旅行者をつなぐ新たな観光体験『旅は人まかせ』スタート

ジョージ・アンド・ショーン株式会社(G&S)は、2025年2月10日、愛媛県西条市、久万高原町、高知県いの町、大川村の4市町村と連携し、新たなツーリズムサービス「旅は人まかせ」の本格展開を開始しました。このサービスは、地域住民が“キャスト”として、自身の暮らしや経験を旅行者である“ゲスト”に提供することで、観光地を巡るだけでは味わえない深い感動や気づきをもたらすことを目指しています。
サービスの特徴として、旅行前(タビマエ)から旅行中(タビナカ)、旅行後(タビアト)まで一貫したコミュニケーションが可能です。旅行前には“キャスト”とチャットやオンラインミーティングを通じて交流し、旅行中は地域ならではの深い体験を共有。旅行後も“キャスト”との関係を継続し、地域への愛着や再訪の機会を創出します。
サービス開発の背景
近年、観光産業は新型コロナウイルスの影響や情報技術の進歩により、急速な変化を遂げています。旅行スタイルの多様化やデジタルシフトが求められる中、G&Sは地域住民との直接的な交流が、観光業だけでなく地域社会全体の活性化につながると考えました。この考えのもと、地域住民を“キャスト”、旅行者を“ゲスト”と位置づけ、デジタルプラットフォームを活用して双方の交流を促進する「旅は人まかせ」を構想しました。
例えば、愛媛県西条市では、地元の祭り「西条まつり」に参加し、屋台(だんじり)を担ぐ体験が提供されています。地域の伝統行事に深く関わることで、旅行者はその土地の文化や人々との強いつながりを感じることができます。
将来的には、現地でのゲスト同士の交流や、提供されていない現地体験との自然な触れ合いを促進する機能の拡充も視野に入れています。
G&Sは、事業全体の企画・立案、サービス設計、ウェブサービス開発、クラウドシステムの構築・運用を担当しています。また、クラブツーリズム株式会社、株式会社大広、株式会社ソラヤマいしづちといった民間企業とも連携し、地域と旅行者をつなぐデジタルプラットフォームの構築に取り組んでいます。
「旅は人まかせ」は、地域住民と旅行者の新たなつながりを創出し、特別な旅行体験を提供することで移住促進などを図り、地域の未来を担う人材の確保と、観光のさらなる活性化を目指しています。
参考資料
https://george-shaun.com/newsrelease/20250210/
https://www.city.saijo.ehime.jp/site/kanko/news-tabihito.html