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中央区エコまつりで考える、旅先でできるリジェネラティブツーリズム

2026 6/25
リジェネラティブツーリズム
エコまつり サステナブルツーリズム 企業事例 持続可能な観光
2026-6-25
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エコという言葉を聞くと、節電やごみの分別、マイバッグの利用など、日常生活の中でできる行動を思い浮かべる人が多いかもしれません。

しかし、旅先でどんな移動手段を選ぶか、地域のものをどう使うか、訪れた土地の自然や文化、暮らしにどう関わるか。そうした一つひとつの選択も、エコと深くつながっています。

2026年6月7日、私たちアスエクのメンバーは、東京都中央区・あかつき公園で開催された「中央区制施行80周年記念 第23回エコまつり」に参加しました。本記事では地域発のエコイベントの中で見つけた、持続可能なまちづくりと旅の新しい接点を解説します。

目次

中央区エコまつりは、環境を楽しく学べる地域イベント

2026年に行われた中央区エコまつり当日の様子

中央区エコまつりは、環境について楽しく学びながら、日常の行動につなげるきっかけをつくる地域イベントです。2026年は6月7日の10時から15時まで、東京都中央区築地7丁目19番1号のあかつき公園で開催されました。[1]

イベントのテーマは「知ろう!やろう!私たちにできるエコ」。地球温暖化、自然保護、リサイクル、ごみの減量などを、子どもから大人まで楽しみながら学べる内容です。

中央区は「環境行動計画2023」の中で、2030年度までに2013年度比でCO2排出量を50%削減し、2050年には実質ゼロを目指す方針を掲げています。[2] エコまつりは、こうした大きな目標を地域の人々の身近な行動に置き換える場としても機能しています。

シティラボ東京ブースで見えた、まちづくりとエコの接点

シティラボ東京ブースの看板

私たちアスエクは、シティラボ東京のブース「エコなまち、くらしをつくろう!」に参加しました。このブースは、中央区公式サイトでも「知る・考える」コーナーの一つとして紹介されています。

会場では、自治体や企業、団体がそれぞれの視点から、暮らしと環境の関係を伝えました。

自治体・企業が持ち寄った「エコなまち」の視点

シティラボ東京ブースの出展者やワークショップの開催時間の掲示

シティラボ東京は、2018年に東京・京橋で開設された「持続可能なまちづくりのためのビジネス創出に向けた参加型プラットフォーム」です。[3] 多様な主体が集まり、サステナブルなプロジェクトづくりや、次世代のまちづくりを支援しています。[4]

今回のブースには、宇都宮市、栃木市、浜松市、京都市、TerrUP、アスエクが参加し、それぞれが独自のワークショップや掲示物を通して「エコなまち」に向けた取り組みを伝えていました。

アスエクがブースで伝えたリジェネ旅の視点

エコまつりでアスエクが配布したチラシ(表)
エコまつりでリジェネ旅が配布したチラシ(表)
エコまつりでアスエクが配布したチラシ(裏面)
エコまつりでリジェネ旅が配布したチラシ(裏)

アスエクは今回、ポスター掲示とチラシ配布を通じて、リジェネラティブツーリズムの考え方を紹介しました。リジェネ旅が大切にしているのは、旅先の自然・文化・暮らしを消費するだけでなく、地域がよりよい状態になるように旅行者が関わる旅行スタイルです。

この考え方を来場者にも理解してもらいやすいよう、配布したチラシには「4つのリジェネ旅スタイル」という診断を掲載しました。自分の旅人タイプを知ることで、リジェネラティブツーリズムを自分ごととして考えやすくするためです。

ブースでは、チラシを手にした方と診断の内容をきっかけに会話が生まれる場面もありました。難しく聞こえる概念も「自分ならどんな旅ができるか」という問いに落とし込むことで、自分ごととして受け取っていただけたと感じています。

手を動かして学ぶ、移動と資源循環のエコ

シティラボ東京ブースの様子

シティラボ東京ブースでは、環境への配慮を言葉だけで学ぶのではなく「手を動かして考える」2つのワークショップが行われました。

ライトラインのペーパークラフトで考える環境にやさしい移動

ライトラインのペーパークラフトとエコまつりで配布されたスタンプラリーの用紙

午前のプログラムとして開催されたのは、宇都宮市によるライトライン(LRT)のペーパークラフト制作です。参加した子どもたちは、紙でできた車両を組み立てながら、ライトラインという乗り物への理解を深めていました。

ライトラインは、宇都宮市と芳賀町を走る次世代型の路面電車システムです。電気モーターで動くため、車両からCO2などの排気ガスを出さず、人と環境にやさしい乗り物とされています。[5]

宇都宮市が掲示したライトラインについての解説ポスター

宇都宮市は、ライトラインを東西の軸に、人が移動しやすいまちをつくることを目指しています。[6]

竹割り箸のコースターづくりが教えてくれた、捨てない工夫

午後には、京都発のオフィス家具メーカー「TerrUP」によるワークショップが行われました。

京都発のオフィス家具メーカー「TerrUP」のブース

使い終わった竹割り箸をアップサイクルしたコースターに、思い思いの絵を描く体験です。捨てられるはずだったものに手を加え、新しい価値を持つものへ変える取り組みでもあります。

アップサイクルは、単にごみを減らすだけではありません。もとの素材が持っている特徴を生かしながら、別の使い道を生み出す考え方です。

旅先でも、古い建物を宿泊施設や交流拠点として生かす、地元の食材を無駄なく使う、地域の伝統や技術を今の暮らしに合う形で受け継ぐなど、捨てない工夫は地域らしさを未来へつなぐ力になります。

日常のエコと旅先の行動は、同じ線の上にある

アスエクが出展したリジェネ旅ブースの様子

中央区エコまつりでの体験は、日常のエコと旅先の行動が深くつながっていることを教えてくれました。

家でごみを減らすことも、旅先で使い捨てを減らすことも、環境との関わり方を見直す同じ行動です。日常で意識している小さな選択を旅先にも広げることが、リジェネラティブツーリズムの第一歩になります。

旅先でできる小さな選択が、地域との関係を変える

「環境問題」と聞くと大きな課題に感じられ、「自分に何ができるだろう」と戸惑ってしまうかもしれません。しかし、未来を変えるアクションは、日常や旅先でのほんの小さな選択から始めることができます。

今日使うものを大切にする。近い距離なら歩いてみる。旅先で地域の人の話を聞く。地元のものを選ぶ。そうした小さな選択が、環境や地域との関係を変えていきます。

普段の旅行に少し視点を加え、訪れる場所との関係を丁寧に考えることが、リジェネ旅の入口です。

中央区エコまつりから考える、地域をよくする旅の始め方

中央区エコまつりのテーマである「知ろう!やろう!私たちにできるエコ」は、日常生活だけでなく、これからの旅にも通じる言葉です。 

どこかへ出かけるとき、環境にやさしい移動手段を選んでみる。地域の資源を生かした体験に挑戦してみる。訪れた土地の文化や歴史を学んでみる。そうした小さな選択から、リジェネラティブツーリズムは始まります。

本記事で紹介した視点を参考に、次の旅ではリジェネラティブな考え方を取り入れてみてはいかがでしょうか。

参考文献

[1 ]中央区ホームページ/中央区制施行80周年記念 第23回エコまつりの開催

[2] 中央区ホームページ/中央区環境行動計画2023

[3] ABOUT|City Lab Tokyo

[4] ミッション|City Lab Tokyo

[5] ライトライン(LRT)について | ライトライン 公式ポータルサイト

[6] 目指すまちの姿とまちづくりの効果 | ライトライン 公式ポータルサイト

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