MENU
  • リジェネラティブツーリズム
  • 社会
  • 環境
  • 経済
  • 用語集
お問合せ
リジェネ旅
  • リジェネラティブツーリズム
  • 社会
  • 環境
  • 経済
  • 用語集
お問合せ
リジェネ旅
  • リジェネラティブツーリズム
  • 社会
  • 環境
  • 経済
  • 用語集
  1. ホーム
  2. 経済(働き方、生産・消費、産業・技術)
  3. SDGsとヴィーガンレストラン|ドバイ・SEVAの取り組み

SDGsとヴィーガンレストラン|ドバイ・SEVAの取り組み

2024 7/26
経済(働き方、生産・消費、産業・技術)
ドバイ ヴィーガン 気候変動 畜産業
2022-7-62024-7-26
地球の健康が私たちの健康である。

アラブ首長国連邦のドバイには世界中の人々が集まるので、市内やモールのフードコートにはそれぞれの国の料理はもちろん、宗教や動物性のものを摂取しないヴィーガンに対応したレストランも並んでいました。ヴィーガンと聞くと、意識が高いというイメージを持つかもしれませんが、今回ご紹介するレストラン「SEVA」は健康に関するメッセージを発信していました。

目次

ヴィーガンが注目される理由

現在ヴィーガンに注目が集まっている理由の一つに環境問題があります。畜産による影響として最も有名なのが、家畜から排出されるメタンガスです。しかし、そのほかにも土地の利用や土壌や水質の汚染なども大きな問題となっています。

牛や豚を育てるには、彼らが摂取する穀物を育てるための広い土地が必要なため、森林伐採が加速しています。世界で生産される大豆の生産量は世界の人口を賄うのに十分な量であるにも関わらず、90%を家畜が消費しているという現状があります。また、これらの穀物を育てるために大量の水資源も消費されています。さらに、牛にはホルモン剤や抗生物質を打っており、薬で汚染された動物の大量の糞尿が水路から川や海を汚染しています。

もともと、ヴィーガンとは食生活だけでなく、ライフスタイル全般において動物から搾取をしないという思想から始まっています。しかし、気候変動や地球環境問題に対する意識が高まったことで、お肉を食べない食事に注目が集まっています。

ドバイで最初のヴィーガンレストランSEVAへ

ヴィーガンを実践する理由は、動物倫理や環境問題だけでなく、健康面で実践する人も多くいます。今回私が訪れたSEVAというレストランも健康に重きを置いており、店内で扱っているメニューは全てヴィーガンでした。また、使用している一部の野菜は管理している畑、または地元のものを使用しています。

SEVAのハンバーグ
お値段:37AED / 約 1,110円

私は植物性100%のハンバーガーをいただきました。一見本物のチーズのように見えますが、ヴィーガンチェダーチーズが使用されており、味が少し濃いめのソースのようでした。お肉の部分はレンズ豆、オーツ麦、きのこで作られており、本物そっくり!とはならなくても、全く気になりませんでした。また、オリジナルのケチャップが入れられているのはアボカドの皮です!ゴミとして捨てるのではなく、このように活用することで洗い物の手間削減やアルミやプラスチックゴミの削減に繋がる良い取り組みだと感じました。

ドバイでは身近にあるスピルリナ

SEVAのケーキ
お値段:40AED / 約 1,200円

デザートには、藻類であるスピルリナで着色したブルーベリーケーキをいただきました。この青色に少し抵抗を感じる方もいるかもしれませんが、コンビニなどで売られているガリガリ君の水色は同じスピルリナで着色されています。スピルリナはタンパク質を多く含んでおり、今後起こりうる食糧危機に対応できる食材として注目されています。

このケーキはピスタチオやココアバター、ココナッツミルクなどを使用しており、甘さ控えめで美味しくいただきました。スピルリナを使用したソーダや日本でも青いタピオカミルクティーなどが誕生しており、今後はより身近な食材になっていくように感じました。実際、ドバイの大手スーパーの棚には目線の高さにスピルリナのパウダーが置かれていました。

地球の健康が私たちの健康である

SEVAの店内

SEVAでは、人間が健康でいるためには、地球も健康である必要があるという考えから、食事以外にもヨガ教室、ピラティス教室、メディテーションなどさまざまなイベントを開催しています。また、ヴィーガンのバスソルトやオーガニックの商品を扱っているショップも併設されていました。

最後に

今回ご紹介したSEVAのメニューは全てヴィーガンですが、多くのお客さんで賑わっていました。その理由は、環境問題を全面に出すのではなく、健康面を押し出しているからではないかと思います。また2014年に創業していますが、コロナ禍で健康意識が高まっているからこそさらに注目を集めやすいように感じました。実際、隣に座った女性は週3回は健康のために来ていると話していました。

日本でも関東や関西の大都市圏ではヴィーガンのお店や、メニューを扱っているお店が増えています。しかし、私の住んでいる地方では目にすることはほとんどありません。しかし、スピルリナの事例のように、選択肢として身近にあることが苦手意識を克服する上でも重要だと思うので、全国でヴィーガンのという選択肢が増えることを期待します。

参考:
SEVA Table menu I Healthy Food I Delicious Coffee — SEVA EXPERIENCE

あわせて読みたい
世界でヴィーガンが広がる理由とは?ドバイの最新事例も紹介 日本でもヴィーガンメニューを提供する店舗が増加しており、動物福祉や環境保護への意識が高まっています。ヴィーガンの普及は欧米だけでなく、中東でも進展しており、その事例を通じて普及のヒントを探ります。
あわせて読みたい
ヴィーガン、ベジタリアン、フレキシタリアンの違いとそれぞれの魅力 ヴィーガンとベジタリアンの違いや、フレキシタリアンの柔軟な食生活について解説。菜食主義の選択肢と健康・環境・動物愛護への影響を考察し、お肉を食べない生活のポジティブな側面に迫る。




経済(働き方、生産・消費、産業・技術)
ドバイ ヴィーガン 気候変動 畜産業
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

メルマガ登録




New Posts
  • ドイツで実施されている気候変動を学ぶツアー・プログラム
    2025年6月7日
  • 2つの家
    釧路市の二拠点居住モデルに学ぶ移住支援から住環境整備までの実践事例
    2025年6月6日
  • サラダと果物
    「グリーン志向消費に関する行動チェックリスト」でサステナブルな暮らしを見直してみよう
    2025年6月5日
  • 珊瑚礁とカメ
    進むサンゴ礁の衰退・白化──生態系だけでなく地域の文化や観光への影響も
    2025年6月4日
  • 手のひらにのった赤いカブ
    農業と取り組むドイツのリジェネラティブツーリズム
    2025年6月4日
  • 木と湖
    気候変動教育ツアーの最前線── 体験が変える、気候アクションのかたち
    2025年6月3日
  • ひまわりと自然
    北海道リジェネ旅 ~帯広編~
    2025年6月2日
  • ヤシの木
    自然・街・世界とつながる。米国カリフォルニアで持続可能性をテーマにしたイベントが目白押し。
    2025年5月29日
  • オリンピックのスタジアム
    東京2025デフリンピック|障がい者スポーツの未来と社会的意義
    2025年5月29日
  • 椅子に座って仕事をするサングラスの男性
    ブレジャーとは?働き方の未来を変える“仕事+余暇”の新常識を徹底解説
    2025年5月28日
Ranking
  • 環境評価システム EPEAT(イーピート)とは?認証を取得している企業事例もご紹介
    EPEAT(イーピート)認証とは?重要性と国内外の事例を紹介
    2022年2月17日
  • サステナブルツーリズムとは?持続可能な観光業の最新動向(2024年)
    2022年3月4日
  • オーストラリアの写真
    オーストラリアの環境問題への取り組みとサステナブルツーリズム
    2024年10月2日
  • スウェーデンの持続可能な開発目標達成へ向けた取り組み
    スウェーデンの持続可能な開発目標達成へ向けた取り組みと成功要因を解説
    2024年7月2日
  • 観光税は持続可能な観光につながる?
    観光税は持続可能な観光につながる?世界と日本の導入事例を解説
    2024年8月6日
  • 省エネにも積極的。ニュージーランドのエネルギー事情
    【リライト】ニュージーランドのエネルギー事情と水力発電
    2023年9月29日
  • オランダの運河に浮かぶ!サステナブルな水上住宅 Schoonschip
    オランダ・アムステルダムの運河に浮かぶサステナブルな水上住宅 Schoonschip
    2023年7月21日
  • リジェネラティブ・ツーリズム(再生型観光)で実現する持続可能な旅
    2024年3月15日
  • リサイクル率世界トップを誇るドイツの衣料品廃棄処分の現状
    リサイクル率世界トップを誇るドイツ|衣料品廃棄処分の現状は?
    2024年1月30日
  • 環境に配慮した宿泊施設を目指す|Green Keyグリーンキー
    環境に配慮した宿泊施設を目指す|Green Keyグリーンキー
    2023年1月19日
Category
  • サステナブルツーリズム
  • SDGs・ESG基礎
  • 環境(水、森林、海洋、エネルギー資源)
  • 社会(ヘルス、まちづくり、ジェンダー)
  • 経済(働き方、生産・消費、産業・技術)
  • その他
    • ドバイ万博
Tag
CO2削減ESGESG投資SDGsアメリカオランダオーガニックカーボンニュートラルサステナブルツーリズムサーキュラーエコノミーステークホルダータンパク質危機ドイツドバイドバイ万博ニュースビジネスと人権ファッションフードロスプラスチックマイクロプラスチックリサイクルレポート人権人権デューデリジェンス代替タンパク質企業事例再生可能エネルギー北欧取り組み事例各国の事例地球温暖化持続可能な社会持続可能な観光日本気候変動海洋プラスチック問題温室効果ガス環境問題生物多様性畜産業脱炭素観光業界認証農業
Pick Up
  • サステナブルツーリズムとは?持続可能な観光業の最新動向(2024年)

    CO2削減SDGsサステナブルツーリズム気候変動脱炭素観光業界
    記事を読む
  • リジェネラティブ・ツーリズム(再生型観光)で実現する持続可能な旅

    サステナブルツーリズムリジェネラティブ・ツーリズム持続可能な観光気候変動観光業界
    記事を読む

メルマガ登録

PR問い合わせバナー

目次