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タンパク質クライシスに迫る【後編】注目の昆虫と藻類の可能性

2024 7/26
経済(働き方、生産・消費、産業・技術)
タンパク質危機 代替タンパク質 代替肉 企業事例 藻類 食糧危機
2022-1-222024-7-26
タンパク質クライシス | 解決策として注目の食材

前編では、タンパク質クライシスに対するソリューションとして、大豆ミートの商品開発を行っている企業や培養肉の研究・開発に力を入れている企業についてご紹介しました。本記事では、コオロギやカイコなどの昆虫食や藻類の研究、商品開発を行っている企業についてご紹介しています。

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タンパク質クライシスに迫る【前編】植物性ミートや培養肉の可能性 タンパク質クライシスが迫る中、救世主として注目の食材を徹底解説。前編では植物性ミートや培養肉、後編では昆虫食や藻類の研究・商品開発を紹介。今後の食卓の未来に迫ります。
目次

タンパク質クライシスを解決するための解決策

前編では、この危機を解決する方法として以下3つの方法が考えられることをお伝えしました。

①代替タンパク質
②培養肉
③食生活を変える

前編の記事で①の代替タンパク質として注目されている大豆ミート(植物性ミート)と②の培養肉について、取り組んでいる企業の事例をご紹介したので、後編では①の代替タンパク質として注目されている昆虫食と藻類(そうるい)についてご紹介します。

言葉だけ見ると、全く食欲が湧かない…という方もいらっしゃるかもしれませんが、地球の課題を解決する方法として注目されているのでぜひ最後までお付き合いください!

注目の代替タンパク質 – 昆虫食

そもそもなぜ昆虫食なのか。理由は2013年にFAO(国際連合食料農業機関)が世界の人口増加に対応するために、人類は昆虫を食べる必要があるという内容のレポートを発表したからです。

その後、世界には100社を超える昆虫食のスタートアップ企業が誕生しており、ここ数年で日本でのスタートアップも増加しています。昆虫食といっても、使用される昆虫の種類はさまざまです。今回の記事では、形が残らず比較的手に取りやすい①コオロギ、②カイコの2つに分け、どのような企業と商品があるのかについて国内の企業事例をご紹介します。

【株式会社グリラス】 – コオロギ

グリラス
引用:株式会社グリラス

徳島県にある株式会社グリラスは、コオロギ粉末を使用してさまざまな商品の開発を行っており、オンラインではコオロギ粉末を使用したチョコクランチやクッキー、カレーなどのさまざま商品を扱っています。

グリラス
引用:株式会社グリラス

コオロギは雑食かつ狭い面積でも育てやすいという特徴があるので、グリラスさん以外でもコオロギ粉末やコオロギ味噌などを使用した商品開発が進んでいます。

無印良品で販売されているコオロギせんべいや、コオロギ粉末を配合したパン、フィナンシェなど。また、東京の日本橋にある昆虫食専門レストラン「ANTCICADA(アントシカダ)」では、日曜日限定でコオロギラーメンを食べることができます。

【株式会社エリー】 – カイコ

カイコ
引用:株式会社エリー

東京都にあるエリー株式会社は、「SILKFOOD」という「蚕」を原料に使用した新しい食品を開発しています。より多くの人に受け入れてもらうため、大学と連携して研究開発を進めており、最終的には食品に最適化した蚕の創出を目指している企業です。

カイコ
引用:株式会社エリー

カイコ由来のタンパク質は、植物性たんぱく質に比べ必須アミノ酸を豊富に含んでおり、オンラインではそれらのタンパク質が含まれたスムージーやチップスを購入することができます。

どちらの企業も、昆虫食というゲテモノというイメージからかけ離れたスタイリッシュなデザインで統一されているのも特徴の一つだと感じます。

注目の代替タンパク質 – 藻類(そうるい)

そもそも「藻類」とはなんでしょうか?私たちに身近な藻類としては、わかめや昆布、海苔、青のり、もずくなどの海藻などがあります。「藻類」とは、光合成の過程において酸素を放出する生物から有胚植物を除いたもの。つまり光合成をする生物のうち、陸上植物(コケ植物、シダ植物、種子植物)以外のものとなります。

【株式会社ユーグレナ】- ユーグレナ

ユーグレナ
引用:株式会社ユーグレナ

こちらは聞いたことがある方も多いのではないでしょうか?ユーグレナ(ミドリムシ)という藻を使用し、ヘルスケア、ビューティーケア、バイオ燃料など多岐にわたってサービスを展開しています。

ユーグレナ(ミドリムシ)は、植物と動物の両方の性質を持っており、野菜に含まれるビタミンやミネラル、そして魚に含まれるDHA、EPAといった不飽和脂肪酸など59種類もの栄養素を含んでいます。

【株式会社タベルモ】- スピルリナ

株式会社タベルモ
引用:株式会社タベルモ
株式会社タベルモ
引用:株式会社タベルモ

株式会社タベルモの会社名の由来は「食べる藻」というだけあって、食用の藻としてスピルリナの研究をしている企業になります。スピルリナとは、全長0.3-0.5mmで螺旋状になっている藻類の一種で「スーパーフードの王様」などと呼ばれることもあるほど栄養価に優れた食品。さまざまなスーパーフードが混在するなか、特に素晴らしい栄養価がある「プライマリースーパーフード10」にも選ばれています。

株式会社タベルモでは、生スピルリナのフレーク、そしてフローズンデザートを販売しています。

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最後に

いかがでしたでしょうか?

どちらの藻類も栄養価が高いというだけでなく、環境負荷が少ないこと、そして生産がしやすいなど、持続可能で間違いなく近い将来身近な選択肢の一つになっていくのではないかと感じました。シンガポールではすでに藻類で作られたハンバーガーやタピオカなどが販売されています。

また昆虫食についても、無印良品で販売されている「コオロギせんべい」はエビ風味で比較的手に取りやすいと思うので、機会があればぜひ挑戦してみてください!




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