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ドイツのエネルギー革命を探るフューチャーシティーラボ|ドバイ万博

2024 7/23
ドバイ万博
SDGs ドイツ ドバイ万博 気候変動
2022-3-312024-7-23
【ドイツパビリオン】教育×エンタメでエネルギーについて学ぶ

ドイツパビリオンは、「Campus Germany」という名前になっており、教育(Education)とエンターテイメント(Entertainment)を組み合わせた「Edutainment」の要素を大切にしています。館内へ進むと、エネルギー、フューチャーシティ(未来都市)、生物多様性のそれぞれ3つのラボ(ゾーン)に分かれています。そしてそれぞれのラボで学んだあとは、Graduation Hall という場所で卒業式を行います。

本記事では、未来の街づくりに関するフューチャーシティーラボについてご紹介します。

フューチャーシティ(未来都市)ラボ▼

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生物多様性ラボ▼

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ドイツパビリオンの生物多様性教育|ドバイ万博で学ぶサステナビリティ ドイツパビリオンは、エネルギー、フューチャーシティ(未来都市)、生態系のそれぞれ3つのラボ(ゾーン)に分かれています。教育(Education)とエンターテイメント(Entertainment)を組み合わせた「Edutainment」の要素を大切にしています。
目次

ウェルカムホール

ドイツパビリオン

まず、建物外側にはベルリンやブレーメンなど、ドイツのそれぞれの都市や地域の特徴、面積や人口、生息している動物や特産品、建築などが紹介されていました。

ドイツパビリオン

そして館内に入るとまずドイツパビリオンのテーマやコンセプトなどの案内動画を観ます。映像の中では絵本をめくって地球の誕生、生物の誕生、恐竜時代、そして私たち人間が登場し、より豊かになるために世界を形作っていく過程が紹介されます。しかし、同時にそれらによって現在世界ではさまざまな問題が起こっており、これからの未来について考える必要があるのではないか、と問われます。

ドイツパビリオン

これからの未来では、どのようにエネルギーを供給するのか。生物多様性をどう保護していくのか。そしてどのような都市に住みたいか。それぞれのテーマに関してヒントを得ていくことが出来るCampus Germanyへようこそ!というメッセージで締めくくられていました。

ドイツパビリオン

本当に学校のように先生の教卓と大学のキャンパスのような席だなと感じました!

アイディアゾーン

ドイツパビリオン

次のゾーンへ向うと、サステナブルな未来のための100,000のアイディアという文字と、大量のボールが一面に広がっています。これらのボール一つ一つがアイディアを象徴しています。

そして機械が設置されており、ボールを手に取り穴の中にボールを入れると、画面にドイツのサステナビリティに関する取り組みが紹介されていました。いくつかご紹介します。

ドイツパビリオン

ドイツでは、1年間で1人あたり平均162リットルのコーヒーを消費しています。それはつまり多くのコーヒーかすが出てしまっていることを意味していますが、あるドイツの企業ではそれらを使用して、新たなマグカップが作られているという取り組み事例が紹介されていました。

また、ドイツでは700年以上続いているクリスマスマーケットが有名ですが、ここ数年でオーガニックの食材を使用するものや、動物性のものを使用していないヴィーガンメニューの提供、そしてパッケージフリーにする動きについても紹介されていました。

エスカレーターで上へ進んでいくと、パビリオンの最上階に位置しているので、景色が一面見渡せるようになっていました。

ドイツパビリオン

この窓に使用されているのはガラスではなく、ETFEという素材です。手で触ってみると、柔らかく、体育祭で使用するテントのような手触りでした。とても軽い素材なので、建物全体で必要最低限の材料だけを使用し、無駄な資源を使わなくて済むということが紹介されていました。

エネルギーラボ

ドイツパビリオン

まずはじめに進んでいくのはエネルギーラボになります。ラボに入る前には、「化石燃料は有限であり、地球温暖化を加速させる」という文章が書かれていました。

ドイツパビリオン

まず、世界のエネルギーについて紹介されるゾーンがありました。現在世界全体で使用されているエネルギーのうち再生可能なエネルギーは26%で、アメリカやシリア、インドなどそれぞれの国の再生可能エネルギーの使用率について紹介されていました。ちなみにドイツは46%を占めており2050年までには100%持続可能な形でエネルギーを供給する目標を掲げています。

ドイツパビリオン

また、地球の中心にある核には熱が含まれています。それらを活用した地熱エネルギーの技術が紹介されていたのですが、エンターテイメントの要素としてチェーンがぶら下がっており、下に降ろしていくと映像が連動して地球のそこまで到達するようになっていました。ドイツのミュンヘンでは、2040年までにこの技術で地域暖房を実現したいそうです。

ドイツパビリオン

さらに、藻類の可能性についても紹介されていました。藻類は多くの二酸化炭素を吸収してくれるだけでなく、水を綺麗にする働きや栄養が豊富であること、またバイオエネルギーとしても使用されています。しかも育てるのに土地も必要ありません。ERKという企業が藻類を産業レベルで活用出来るように取り組んでいる事例が紹介されていました。

ドイツパビリオン

そして学校でもテストがあるように、この部屋を出る時には「将来は再生可能エネルギーを使用するべきですか?」と質問が書かれており、YESかNOを選んで進むようになっていました。

エネルギーの貯蓄方法

ドイツパビリオン

太陽光発電は曇りが続いたら発電できないというように、安定していません。また、せっかく発電できても貯めておく蓄電の技術がないという課題がありましたが、これらを解決する方法が紹介されていました。もちろん、文字だけではなく、全てゲームやタッチパネルなどで可視化されていました。

ドイツパビリオン

地面にあるこれらの円の上で1日を通じて安定的に需要と供給のバランスを取るゲームを私も実際にやってみましたが、真剣にやってしまうくらい夢中になれました。小さい子どもも楽しんでおり、誰もが楽しめるよう工夫されているのを感じました。

最後に

今回はドイツパビリオンの前半部分をご紹介させていただきました。次回は未来の街づくりに関するフューチャーシティーラボについてご紹介していきますのでぜひご覧ください!




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