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食にまつわる社会課題|未来の代替食材とフードロスを考える「お弁当」

2024 8/02
経済(働き方、生産・消費、産業・技術)
SDGs フードロス 食糧危機
2022-1-242024-8-2
食にまつわる社会課題 | 未来の代替食材とフードロスを考える「お弁当」

昨年11月、ITOCHU SDGs STUDIOにて体験型展示「いただきますの前、ごちそうさまの先。展 −What makes a nice meal?−」が開催されたので、お邪魔してきました。

その展示中、期間限定でCRAZY KITCHEN(クレイジーキッチン)さんが「ミライ弁当」と「捨てない弁当」というものを販売していたのですが、とても素敵なコンセプトだと思い「捨てない弁当」を購入させていただきましたので、そちらの紹介とフードロスの現状と課題、そして私たちができることの順でご紹介します。

目次

世界で起きている食の問題

展示では現在起こっている課題について、そして未来の食について考えさせられる展示が行われていました。

例えば、味は同じだが形が綺麗ではないという理由で廃棄されてしまう「規格外野菜」の問題。そして、お肉を食べることで環境に負荷をかけてしまっていること。これ以上温暖化が進むとお米の収穫量が大きく減ってしまうこと、などが紹介されていました。

このまま気候変動が続けば、今食べている食材は当たり前のものではなくなっていくでしょう。現在と未来でどのように食材が変わるのかを体験できるのが「ミライ弁当」です。

ミライ弁当

左:現在

・鶏肉の唐揚げ タルタルソース

・3色そぼろご飯(白米、鶏そぼろ、卵、桜海老とイカスミのふりかけ)

・古来種野菜のマリネ(清内路南瓜のロースト、じんごえもん芋のコンフィ、琴畑丸カブ、小田切大根とホタテのマリネ、杉箸赤かぶのピクルス)

右:未来

大豆ミートの唐揚げ タルタルソース

・3色そぼろご飯(こんにゃく米、大豆ミートそぼろ、代替だまご、コオロギのふりかけ)

・野菜のマリネ(かぼちゃのロースト、里芋のマッシュポテト、ミニ野菜のディップ MSC認証ホタテのマリネ、紅芯大根のピクルス)

気候変動による未来の食糧危機に適応していくために、代替食品の開発が進んでいることを感じました。

そしてもう一つは、本来は廃棄されてしまう食材を使用した「捨てない弁当」です。こちらはフードロスについて考えさせられました。

食材には害獣や規格外野菜など、本来捨てられてしまう食材を使用しています。

食にまつわる社会課題 | 未来の代替食材とフードロスを考える「お弁当」

メニュー:

  • パンの耳を使ったサンドイッチ
  • シロチョウザメのフィレオフィッシュサンド
    (レタス、紫キャベツのマリネ、タルタルソース)
  • イノシシのハンバーグサンド
    (トマト、レタス&ケール、たまご、りんごのコンポート、ソース)
  • 規格外野菜のマリネ
    (しめじ、エリンギ、じめじの株元、大葉のジェノベーゼ)
  • 規格外にんじんのキャロットラペ

味はもちろんとっても美味しく、同じ野菜なのに形が悪いという理由で廃棄されるのは本当にもったいないなと感じました。また、パンの耳でサンドイッチを挟むことで中身が落ちにくくなり、従来のものより食べやすかったです。

捨てない弁当

また、お弁当の入れ物についても何度も使えるドギーバッグになっており、繰り返し使えるようになっています。また、お箸もプラスチックではなく、何度も使える木のお箸と木の入れ物でした。お弁当を包んでいた風呂敷もカバンに入れておけば、少ない買い物の際に役立ちます。

そもそもフードロスとは?

「フードロス」または「食品ロス」とも言いますが、まだ食べられるのに廃棄されてしまう食品のことを指します。年間570万トン(農林水産省及び環境省「令和元年度推計」より)で、これは世界中で飢餓に苦しむ人々に向けた世界の食料援助量(2020年で年間約420万トン)の1.4倍に相当します。

これを国民一人当たりに換算すると、お茶碗約1杯分(約124g)の食べものが毎日捨てられている計算になります。

SDGsの目標12の中の12.3のターゲットには「2030年までに小売・消費レベルにおける世界全体の一人当たりの食料の廃棄を半減させ、収穫後損失などの生産・サプライチェーンにおける食品ロスを減少させる」という記載があります。

では、​​フードロスを減らすために私たちができることはなんでしょうか?

私たちにできること

今回は、家庭から出る食品ロスに主に焦点を当て解決策をお伝えします。

食品ロスの主な原因は大きく分けて3つ「直接廃棄」「食べ残し」「過剰除去」に分けられます。

フードロスの原因
引用:環境省 – 食品ロスを減らすために私たちができること

家庭から出る生ゴミは水分を多く含んでおり、ほとんどのゴミを焼却処理していることを考えると、食品ロスというのはゴミを処理するためのエネルギーも多く使用してしまうことになります。つまり、その分無駄に温室効果ガスを排出しているということです。

この悪循環を変えるために私たちができることは

①消費できる量のみ購入

ついつい買いすぎてしまい、気が付いたら冷蔵庫の中で賞味期限が過ぎていること、野菜がダメになってしまった経験、ありませんか?それを避けるために、お買い物へ行く前に一度冷蔵庫の中を確認しましょう。無駄に買ってしまうものを減らすことができます。

②フードバンクへ寄付

人からの頂きもので、好みではない場合もあると思います。また、知らない間に賞味期限が近づいてしまって消費できないものは、近くのフードバンクへ寄付してみましょう。

③保存方法の工夫

作り過ぎないことがベストですが、もし余った場合は傷みにくい方法で保存するなどの工夫をし、廃棄しない方法を考えましょう。

最後に

いかがでしたでしょうか?

日頃目にすることすらない規格外野菜ですが、今回の展示でその存在を知り、そして実際に食べて全く問題のないことを知る良い機会になりました。

そして、イベントは既に終了しておりますが、規格外野菜を販売している通販や大豆ミートを使用しているレストランは増加しています。

ぜひ一度足を運んで、未来では代替されるかもしれない食材を味わってみて頂ければと思います。

参照:
食品ロスポータルサイト|環境省
10月16日は「世界食料デー」 生活を支える「食」をテーマにした新キャンペーンを開始|プレスリリース|伊藤忠商事株式会社

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