MENU
  • リジェネラティブツーリズム
  • 社会
  • 環境
  • 経済
  • 用語集
お問合せ
リジェネ旅
  • リジェネラティブツーリズム
  • 社会
  • 環境
  • 経済
  • 用語集
お問合せ
リジェネ旅
  • リジェネラティブツーリズム
  • 社会
  • 環境
  • 経済
  • 用語集
  1. ホーム
  2. サステナブルツーリズム
  3. ロサンゼルスの鉄道「メトロリンク」がアースデイ(4月22日)に無料乗車イベントを開催

ロサンゼルスの鉄道「メトロリンク」がアースデイ(4月22日)に無料乗車イベントを開催

2025 4/22
サステナブルツーリズム
サステナブルツーリズム ニュース 持続可能な観光
2025-4-22
ロサンゼルスの鉄道「メトロリンク」がアースデイ(4月22日)に無料乗車イベントを開催

ロサンゼルス周辺の6郡(ロサンゼルス郡、サンディエゴ郡、オレンジ郡、リバーサイド郡、サンバーナーディーノ郡、ベンチュラ郡)をカバーする地域鉄道システム『メトロリンク(Metrolink)』が4月22日のアースデイ(Earth Day)に合わせて、全線を対象に乗車料金を終日無料にする恒例イベントを行いました。

その日、乗客は乗車券を購入する必要はありません。駅のプラットフォームからそのまま列車に乗り込み、好きな駅で降車することができます。1日に何回でも乗車できます。

メトロリンクが初めてアースデイに無料乗車イベントを行ったのは2019年。新型コロナウイルスの影響による中断がありましたが、今年で4年連続になります[1]。

アースデイとは毎年4月22日に世界中で祝われる環境保護の記念日です。1969年にカリフォルニア州サンタバーバラ沖で発生した大規模な原油流出事故をきっかけに、ウィスコンシン州選出の上院議員ゲイロード・ネルソン氏が提唱し、翌1970年4月22日に当時スタンフォード大学で学生運動の指導者だったデニス・ヘイズ氏が中心となって2,000万人を動員したと言われる伝説の環境デモが起源です。現在では、アースデイは192か国以上で10億人以上が参加する世界的な環境運動となっています(公式ウェブサイト)。

メトロリンクがアースデイに参加することはこうした世界的な流れの一環だと言えるでしょう。アースデイは1日だけのイベントですが、まずは人々に電車での移動を試してもらう機会を作ることが目的だと思われます。

ロサンゼルスといえば映画の都ハリウッドや美しいビーチのイメージが強い人気観光都市ですが、全米きっての交通渋滞と大気汚染が深刻な都市としての一面もあります。縦横無尽な高速道路システムが建設された反面、車でないと何処にも行けない都市になってしまいました。その結果として、都市全体をまるでドーナッツの輪のように取り囲む光化学スモッグの帯は一種の名物でもあります。

メトロリンクの開業は1992年。その頃からカリフォルニア州やロサンゼルス市は環境保護のためのさまざまな対策に取り組み始めていました。行き過ぎたクルマ社会からの脱却を目指し、公共交通システムの利用を市民に促す試みもそのひとつです。

3年後に迫った2028年のロサンゼルス・オリンピックでは”Car-Free”、つまりすべての会場への移動を公共交通機関に限ることを目指すことをカレン・バス市長が宣言しています。メトロリンクの路線が拡大しているだけではなく、地下鉄や地域バスとの連携も徐々に実現しつつあります。ロサンゼルス国際空港には無人運転モノレール「People Mover」がまもなく完成し、遅まきながら車以外での交通手段で空港に行き来することも可能になる予定です。

それでもロサンゼルスの現状を見ると、日本のような緻密な公共交通システムを作り上げることは非常に困難な課題だと感じざるを得ませんが、千里の道も一歩からと言います。

オリンピックを待たずとも、大谷翔平選手特需とも呼べるほどにロサンゼルスを訪れる日本人観光客は昨年から急増していますが、今後は野球観戦や市内観光に電車や地下鉄を利用する選択肢が以前よりは増えていくでしょう。

あわせて読みたい
サステナブル・トラベルの魅力と実践方法|各国の取り組みを紹介 地球環境に配慮することに加えて、地域固有の魅力を発見して楽しむことで、自然環境に加えて地域文化や経済、コミュニティを守ることにも貢献するサステナブル・トラベルの魅力と実践方法、各国の取り組みについてご紹介します。

[1]https://metrolinktrains.com/news/metrolink-news/metrolink-celebrates-earth-day-with-free-fares-no-ticket-needed




サステナブルツーリズム
サステナブルツーリズム ニュース 持続可能な観光
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

メルマガ登録




New Posts
  • 奈良のしか
    観光地の動物を「資源」から「アクター」へ。多様な生き物の視点を取り入れて見つける、未来のツーリズム。
    2025年9月9日
  • アイヌの里から学ぶリジェネラティブな関係性―「訪問者の敬意」が「地域の誇り」を育てる―
    2025年9月8日
  • スロマドとは?地域に根ざした新しいライフスタイルと観光産業にもたらす影響
    2025年9月8日
  • 「Unseen Tours」— ホームレスがガイドするロンドン発の社会派ツアーで“本物の街”を体験しよう
    2025年9月3日
  • Responsible Travel(責任ある旅行)|旅をもっと意味のあるものに
    2025年9月2日
  • APU ST オフキャンパス・プログラム
    “負”を“価値”に転換する力とは。APU学生が学ぶ「北九州の産業遺産を活用した地域づくり」
    2025年9月1日
  • 人と自然の写真
    「人間が自然とのつながりを取り戻す」ために観光ができること——持続可能な未来のために
    2025年8月29日
  • デジタルノマドの人物像を比較分析|4つのコミュニティに見る最新傾向と誘致戦略
    デジタルノマドの人物像を比較分析|4つのコミュニティに見る最新傾向と誘致戦略
    2025年8月27日
  • デジタルノマドの歴史と未来|50年の軌跡が示すサステナブルツーリズムの新たな可能性
    デジタルノマドの歴史と未来|50年の軌跡が示すサステナブルツーリズムの新たな可能性
    2025年8月26日
  • 石見銀山 群言堂
    生活観光で新しい旅の体験を!地域の暮らしに触れる観光スタイルの魅力
    2025年8月25日
Ranking
  • 環境評価システム EPEAT(イーピート)とは?認証を取得している企業事例もご紹介
    EPEAT(イーピート)認証とは?重要性と国内外の事例を紹介
    2022年2月17日
  • サステナブルツーリズムとは?持続可能な観光業の最新動向(2025年)
    2022年3月4日
  • オーストラリアの写真
    オーストラリアの環境問題への取り組みとサステナブルツーリズム
    2024年10月2日
  • 観光税は持続可能な観光につながる?
    観光税は持続可能な観光につながる?世界と日本の導入事例を解説
    2024年8月6日
  • スウェーデンの持続可能な開発目標達成へ向けた取り組み
    スウェーデンの持続可能な開発目標達成へ向けた取り組みと成功要因を解説
    2024年7月2日
  • オランダの運河に浮かぶ!サステナブルな水上住宅 Schoonschip
    オランダ・アムステルダムの運河に浮かぶサステナブルな水上住宅 Schoonschip
    2023年7月21日
  • 省エネにも積極的。ニュージーランドのエネルギー事情
    【リライト】ニュージーランドのエネルギー事情と水力発電
    2023年9月29日
  • カナダのSDGs取り組みとサステナブルツーリズム
    カナダのSDGsに対する取り組みとサステナブルツーリズム
    2024年10月29日
  • イタリア・ベネチア、歴史遺産を守るためのオーバーツーリズム対策とは
    イタリア・ベネチア、歴史遺産を守るためのオーバーツーリズム対策とは
    2025年2月5日
  • リジェネラティブツーリズム(再生型観光)で実現する持続可能な旅
    2024年3月15日
Category
  • サステナブルツーリズム
  • SDGs・ESG基礎
  • 環境(水、森林、海洋、エネルギー資源)
  • 社会(ヘルス、まちづくり、ジェンダー)
  • 経済(働き方、生産・消費、産業・技術)
  • その他
    • ドバイ万博
Tag
CO2削減ESGESG投資SDGsアメリカウェルビーイングオランダカーボンニュートラルサステナブルツーリズムサーキュラーエコノミーステークホルダーデジタルノマドドイツドバイドバイ万博ニュースビジネスと人権ファッションフードロスプラスチックマイクロプラスチックリサイクルリジェネラティブツーリズムリジェネラティブ農業レポート人権人権デューデリジェンス代替タンパク質企業事例再生可能エネルギー北欧取り組み事例取材各国の事例持続可能な社会持続可能な観光日本気候変動海洋プラスチック問題温室効果ガス生物多様性畜産業脱炭素観光業界認証
Pick Up
  • サステナブルツーリズムとは?持続可能な観光業の最新動向(2025年)

    CO2削減SDGsサステナブルツーリズム気候変動脱炭素観光業界
    記事を読む
  • リジェネラティブツーリズム(再生型観光)で実現する持続可能な旅

    サステナブルツーリズムリジェネラティブ・ツーリズム持続可能な観光気候変動観光業界
    記事を読む

メルマガ登録

PR問い合わせバナー

目次