観光地のサステナビリティを見える化!Green Destinations認証・アワード取得のメリットと取得方法

サステナブルツーリズム(持続可能な観光)は今や、世界の観光産業におけるスタンダードとなりつつあります。
日本が「観光立国」として真の成長を遂げ、国際的な競争力を高めていく上でも、環境・社会・文化・経済の全てに配慮した「持続可能性の追求」は、避けては通れない重要なテーマです。
しかし、多くの観光地や関連事業者の方々からは
「その重要性は理解できるものの、具体的に何から手をつけるべき?」
「世界に通用する取り組み方や評価の仕組みが分からない」
といった切実な声が聞かれます。
こうした課題を乗り越えるための「道しるべ」となるのが、オランダに本部を置く国際組織「Green Destinations(グリーン・デスティネーションズ)」の表彰制度・認証制度です。
本記事では、Green Destinationsが提供する「表彰制度」と「認証制度」を中心に、その仕組みやメリットを分かりやすく解説します。
※記事監修:一般社団法人JaSCA
本記事はGreen Destinationsの日本における公式パートナーであり、代表事務所としての役割を担う一般社団法人JaSCAの監修のもと作成されました。
Green Destinationsとは
Green Destinations(グリーン・デスティネーションズ)は、オランダに本拠を置く国際的な非営利組織です。世界中の観光地が持続可能性(サステナビリティ)を高めることを支援し、その成果を評価する制度を設けています。
観光は多くの地域にとって経済的な恩恵をもたらしますが、同時に、下記のような負の側面も持ち合わせています。
- 環境破壊・生態系へのダメージ
- 文化のコモディティ化(画一化・商品化)
- オーバーツーリズムによる地域住民への負荷
Green Destinations は、このような課題を克服し、観光が地域と地球にとってポジティブな力になることを目指しています。これは、国連が掲げる「持続可能な開発目標(SDGs)」の達成にも貢献する考え方です。
また、Green Destinations は、活動の核となる価値観(コアバリュー)として下記を掲げ、多角的な視点からの持続可能な観光の推進を目指しています。
Genuine and authentic(本物志向)
その土地ならではの、ありのままの文化、歴史、自然に触れる「本物」の体験を重視します。
Respectful and responsible(尊重と責任)
関わる全ての人々や自然環境、文化遺産への敬意と、自らの行動が与える影響への責任を求めます。
Economically sustainable(経済的な持続可能性)
観光が地域経済に公正に貢献し、長期的に経済活動が成り立つことを目指します。
Ecosystems and climate(生態系と気候風土)
生物多様性の保全、気候変動への対応、そして地域の気候や風土を活かした観光を推進します。
Nature and landscape(自然と景観)
美しい自然やその土地ならではの景観を保護し、次世代に引き継ぐことを重視します。
歴史と実績
2014年に設立されたGreen Destinationsは、世界のサステナブルツーリズムを推進する中心的な組織として、着実に実績を重ねています。
特に重要なのが、GSTC(グローバル・サステナブル・ツーリズム協議会)から認定を受けている点です。
GSTCは、サステナブルツーリズムを世界中で推進するために、共通の目標や守るべき基準を定めている、持続可能な観光をけん引する中心的な国際組織です。GSTCの定めた基準を「GSTC基準」と呼びます。
Green Destinationsは、このGSTC基準に基づいて開発された「GD基準(Green Destinations基準)」を有しています。グローバルを対象とした独自基準を用いて観光地を評価する、世界でも数少ないGSTC認定認証機関の一つです。
このGD基準に基づいて設けられている「表彰・認証制度」は、多くの観光地がサステナビリティを高めるための具体的な目標を設定したり、実践的な行動を起こしたりする上で、信頼できる道しるべとなっています。
この幅広いネットワークを活かし、持続可能な観光の理念の普及や、実践的ノウハウの共有を進めるとともに、世界各地で「より良い観光の未来」を形作るための支援を行っています。
活動内容
Green Destinations は、観光地の持続可能な取り組みを評価し、称える仕組みとして、大きく分けて「表彰制度」と「認証制度」の2つの制度を設けています。

表彰制度 (Award) | 認証制度 (Certification) |
---|---|
GD基準に照らし合わせ、その準拠の度合いに応じて4段階のアワードが与えられます。 持続可能な観光に関する取り組みや成果を認識し、持続可能な観光地としてのベンチマークとして機能します。 | GD基準に対して100%準拠する必要があり、持続可能な観光地として世界最高水準であることを証明します。 GSTCが認定した認証制度であり、国際的な信頼性と市場での優位性を確立できます。 |
「表彰制度」は、持続可能な観光地としての取り組みや成果をGD基準に照らし合わせて評価し、準拠のレベルに応じたアワードを与える制度です。
一方、「認証制度」は、観光地が行っている持続可能な取り組みをより厳格に評価する仕組みが構築されています。認証は、より信頼性の高い「お墨付き」と言えるでしょう。
Green Destinationsは当初、主に「観光地」を対象とした表彰・認証制度を運営していました。
しかし、近年ではホテルやツアー会社といった「観光事業者向けの認証制度」もスタートさせ、全方位的にサステナブルツーリズムを推進する、国際的な認証機関としての役割も担っています。
さらに、Green Destinationsの活動の幅は広く、各種研修プログラムの提供も行なっています。
地域の行政担当者や観光事業者が、質の高いサステナブルツーリズムを実現していけるよう、Green Destinationsは具体的な知識やノウハウの習得をサポートしているのです。
Green Destinations Awards(表彰制度)
Green Destinationsが提供する「表彰制度」は、観光地の持続可能性に関して国際的な基準で評価し、その成果を称えるものです。
評価の核となるのは、合計75の項目から構成される「GD基準」です。
このGD基準に照らし合わせて審査が実施され、下記のようなサステナビリティに関する多角的な取り組みが、総合的に判断されます。
- 観光地の環境保全
- 文化遺産の保護
- 地域社会への貢献
- 質の高い観光客体験の提供 など
また、表彰制度の大きな特徴として、基準をどの程度クリアできたかによって、授与されるアワードのレベルが変わってくるという点が挙げられます。

具体的には、以下の4つのアワードが用意されています。
- BRONZE(ブロンズ)
- SILVER(シルバー)
- GOLD(ゴールド)
- PLATINUM(プラチナ)
対象と基準
Green Destinationsの表彰制度は、特定の規模や行政区分に限定されることなく、小さな村落から広域な地域、さらには島しょ部なども含め、あらゆる種類のデスティネーション(観光地)が申請の対象となります。
表彰制度の審査は、合計75の項目から成るGreen Destinations独自の「GD基準」に基づいて行われます。
このGD基準は、観光地としての持続可能性に関する取り組みを総合的に評価するために作られました。具体的には、以下の6つのカテゴリーで構成されています。
- 観光地管理
- 自然と景観
- 環境と気候
- 文化と伝統
- 社会福祉
- ビジネスとコミュニケーション
これらのカテゴリーからも分かるように、表彰制度で高い評価を得るためには「社会福祉」や「ビジネスとコミュニケーション」など、幅広い分野での取り組みが求められます。
Green Destinations Awardで表彰されるメリット
表彰制度では、アワードを受賞した観光地に「国際的な信頼性の向上」や「認知度の拡大」そして「さらなる発展機会の獲得」といった多くのメリットをもたらします。
信頼性向上
アワードを獲得する最大のメリットは、その観光地が高いレベルの持続可能性基準を満たしていることを、国際的な第三者認証機関の評価によって客観的に示せる点にあります。
アワードの受賞は、サステナブルな旅を求める旅行者にとって、旅先を選ぶ上で信頼できる「確かな目印」となるでしょう。
Green Destinationsのアワードを受賞しているということは、他の観光地との差別化において、大きな強みとなります。結果として、訪問者の増加や経済効果も期待でき、持続可能な観光地としての良い循環を生み出します。
国際的な認知度の向上
Green Destinationsの表彰制度に申請し、アワードを獲得することは、その地域の国際的な認知度を高める大きなチャンスです。受賞すると、毎年秋に開催される「Green Destinations年次総会」に招待されます。
年次総会は、世界中のサステナブルツーリズム関係者と直接交流できる貴重な場です。成功事例やノウハウを共有し、新たな連携を探るなど、実践的な交流が期待できるでしょう。
さらに、Green Destinations自身の広報チャネルを通じた露出が増える点も、大きなメリットと言えます。
受賞地域は、公式ウェブサイトやSNSで紹介され、世界中の関心層(旅行者、メディア、研究者など)に効果的にアピールできます。費用をかけずに国際的なPRが実現し、特に環境意識の高い市場への訴求効果が期待できるでしょう。
「TOP100ストーリーズ」への参加優遇
Green Destinationsのアワードを受賞した地域には、さらに国際的な注目を集める、特別な機会が用意されています。
それは、後述する「TOP100ストーリーズ」への参加において、以下のような優遇措置が与えられることです。
- 参加費の免除
- 選考における1次審査の免除
「TOP100ストーリーズ」とは、持続可能な観光に関する優れた実践例(グッドプラクティス)をストーリーとして書き上げて提出し、審査の結果、世界で100地域が選出される国際的なコンペティションです。
感動や共感を呼ぶストーリーを通じて多くの人々に気づきを与え、観光地のサステナブルな行動を世界に広げていくことを目指しています。
Green Destinationsのアワードを受賞した地域は、自らのユニークで価値ある具体的な取り組みを、国際的な舞台で、なおかつ効果的にアピールする絶好の機会を手にすることができるのです。
アワードの取得プロセス
Green Destinationsのアワード取得プロセスには、単なる審査に留まらず、観光地が自らの持続可能性を深く見つめ直し、具体的な改善を通じて成長するための重要な機会があります。
アワードの取得プロセスは、主に以下のステップで進められます。
- 申請準備:1ヶ月~3カ月
- 自己評価:6ヶ月~1年
- 審査:現地審査とオンライン審査を2年おきに実施
1.申請準備(1ヶ月~3カ月)
Green Destinationsの表彰制度の仕組みはもちろん、評価基準となるGD基準や審査プロセスに関する情報を収集し、深く理解することが肝要です。
また、審査をいつ受けたいのか、審査結果をいつ得たいのかを予め関係者間で確認しておくことも、アワード取得までの計画を立てる上で重要です。
2.自己評価(6ヶ月~1年)
GD基準における75の基準項目に対し、自地域の現状を客観的かつ詳細に評価します。
地域の規模や準備状況により異なりますが、6ヶ月から1年程度の期間を要することが一般的です。
3.審査
表彰制度の審査には「オンライン審査」と「現地審査」の方法があり、2年おきに実施されます。
現地審査では、認定された審査員が実際に地域を訪問し、書類だけでは分からない取り組みの実態や関係者の声を直接確認します。
Green Destinations Certification (認証制度)
Green Destinationsの認証制度は、観光地が行っている持続可能な取り組みについて、表彰制度よりも更に厳格に評価を行う制度です。合計75項目からなる「GD基準」をもとに審査を実施します。
表彰制度では、観光地はその評価結果によってブロンズ、シルバーといった段階的なアワードを授与することができますが、認証制度では、GD基準における75項目すべてをクリアしないと認証を取得することができません。
これはGreen Destinationsが、世界最高水準の「GSTC認証」の要件に基づいて、認証制度を確立していることに因ります。
「GSTC認証」は世界最高水準の認証として、世界中の旅行者、観光事業者、そして国際機関から絶大な信頼を得ています。
したがって、GSTC認定団体であるGreen Destinationsの認証を取得した観光地もまた、国際的な名声を獲得し、サステナブルツーリズム分野における世界最高水準の地位を確立することにつながるのです。
対象と基準
Green Destinationsの認証制度は、行政区分の規模や地理的条件(都市部、農村部、島しょ部など)を問わず、あらゆる地域が申請できます。
認証の審査は、合計75項目から成る「GD基準」に基づいて実施されます。これらの基準は、持続可能な観光地として不可欠な、下記の6つのカテゴリーにわたって設定されています。
- 観光地管理
- 自然と景観
- 環境と気候
- 文化と伝統
- 社会福祉
- ビジネスとコミュニケーション
75項目のうち、一つでも基準を満たせない項目があれば、Green Destinations認証は授与されません。
したがって、Green Dstinations認証を目指す地域は、あらゆる側面において、極めて高いレベルでの実践と、それを裏付ける明確な証拠を提示することが求められます。
Green Destinations Certification(認証)を取得するメリット
Green Destinations 認証を取得することで、自地域が「持続可能な観光地」であると国際的に証明することはもちろん、 以下のような、多岐にわたるメリットを享受できます。
- 国際的な信頼と認知度の獲得
- Green Destinations年次総会への招待
- 「TOP100ストーリーズ」への参加
GSTC認証を取得した地域は、世界でもまだ少数に留まっています。
そのため、Green Destinations認証を取得した地域もまた、希少性の高い認証を取得した観光地として、国際的な信頼と認知度の向上が期待できます。
また、アワードの受賞と同様に、Green Destinationsの年次総会へ招待されるため、世界の専門家や先進地域と直接交流する機会が得られます。
ほかにも、Green Destinationsが運営する公式ウェブサイト・SNSに加えてGSTCオフィシャルウェブサイトへの掲載による露出機会の増加や、持続可能な観光の成功事例を称える「TOP100ストーリーズ」へ無料で参加できたりと、観光地としてのさらなる発展が期待できるでしょう。
Green Destinations 認証の取得プロセス
Green Destinations 認証の取得プロセスは、主に以下のステップで進められ、各段階で計画的な準備と継続的な取り組みが求められます。
- 申請準備:4年~(表彰制度でゴールド以上を取得した場合に限り、認証制度への申請が許可される)
- 自己評価:6ヶ月~1年
- 審査:3年に1度の現地審査
Green Destinations 認証を取得するために準備する期間は、4年~と長い日数を要します。
注意すべき点として、Green Destinationsのアワード受賞が必要となる点が挙げられます。アワードの中でも特にゴールドもしくはプラチナを受賞している場合にのみ、認証の申請が許可されます。
Green Destinations 認証を取得したい場合、ある程度の期間が必要となるため、長期的な計画を立てましょう。
また、Green Destinationsの認証制度の審査は、3年に1度、現地審査が行われる点にも注意が必要です。
TOP100ストーリーズ
Green Destinationsが主催する「TOP100ストーリーズ」は、サステナブルツーリズムの分野で毎年開催される、国際的なコンペティションです。
このコンペティションの主な目的は、地域の優れた取り組みや独創的なアイデアをストーリーとして形にし、成功事例(ベストプラクティス)や貴重なノウハウを、広く世界中に共有することにあります。
2014年から続けられているこのコンペティションでは、持続可能な観光を熱心に進めている世界中の地域の中から、特に優れた「100のストーリー」が毎年選び出されます。
そして、選び抜かれたこれらのストーリーは、ほかの観光地や旅行代理店、宿泊事業者といった観光関連ビジネス、さらには一般の旅行者に向けても広く紹介されます。
TOP100に選ばれたストーリーは、ほかの地域が「自分たちも挑戦してみよう」と新たな行動を始めるきっかけとなり、具体的なヒントを与えてくれます。
TOP100ストーリーズは、観光に携わるすべての人々に「持続可能な観光」を広めていく上で、大きなインスピレーションを与え続ける意義深い取り組みなのです。
選考と審査
「TOP100ストーリーズ」の選考では下記のように2つの審査があり、その結果、最終的に100地域が選出されます。
- 1次審査:サステナビリティ・チェック
- 2次審査:グッドプラクティス・ストーリー
- TOP100ストーリーズの選出
まず最初のステップである1次審査では、GD基準に基づき、基本的な要件を満たしているかどうかの確認(サステナビリティ・チェック)が行われます。
この1次審査を通過し、一定の基準を満たしていると判断された場合にのみ、個々の「ストーリー」の魅力や価値を深く掘り下げる2次審査へと進むことができます。
そして最終的に、審査員によって特に優れていると認められた「100のストーリー」、すなわち100の地域の実践例が選出されるのです。
1次審査:サステナビリティ・チェック
「TOP100ストーリーズ」の選考における最初の関門が、1次審査にあたる「サステナビリティ・チェック」です。
これはGreen Destinationsが開発した仕組みで、持続可能な観光について、応募地域の取り組みがどの程度行われているかを確認し、チェック項目に照らし合わせて評価されます。
審査方法と基準
GD基準に基づいて作成された「サステナビリティスキャン」という独自の項目で評価されます。評価の対象となる項目数は、応募地域の参加年数によって異なり、以下の通りです。
- 初参加の地域: GD基準に基づいて設定された特に重要な15項目
- 2回目以降参加の地域: 同じくGD基準に基づいて設定された30項目(1年目の15項目+新たに追加された15項目)
「TOP100ストーリーズ」に選ばれるためには、1次審査の「サステナビリティ・チェック」で最低でも60%の基準を達成する必要があります。
2次審査:グッドプラクティス・ストーリー
1次審査である「サステナビリティ・チェック」を通過した地域、または、Green Destinations が別途定める表彰制度でのアワード受賞、Green Destinations認証を取得した地域は、2次審査「グッドプラクティス・ストーリー」の提出へと進むことができます。
この2次審査では、まず参加地域に「グッドプラクティス・ストーリー」を作成するための専用テンプレートが提供されます。
地域は、このテンプレートを用いて持続可能な観光に関連するカテゴリーの中からテーマを選びます。カテゴリーは下記の6つです。
- 観光地管理における解決策
- 自然と景観
- 環境と気候
- 文化と伝統
- 地域社会の活性化
- ビジネスとマーケティング
選んだテーマに基づき、自らの地域で実践している特に優れた取り組み(グッドプラクティス)を、具体的で感動を呼ぶような「ストーリー」としてまとめ、提出します。
なお、これら6つのカテゴリーは、2025年現在の情報です。将来的に変更される可能性もあるため、最新の詳細につきましてはお問い合わせいただくことをお勧めします。
お問い合わせ | 一般社団法人サステナビリティ・コーディネーター協会(JaSCA)↗
TOP100ストーリーズの選出
提出されたストーリーは、Green Destinationsが認めた専門の審査員によって評価されます。
最終的に、特に優れていると評価された100の「グッドプラクティス・ストーリー」が選出され、その年の「TOP100ストーリーズ」として公表されます。

開催時期
Green Destinationsが主催する「TOP100ストーリーズ」コンペティションは、毎年一定のスケジュールで進行します。
申請受付 | 毎年12月下旬 |
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申請締め切り | 毎年3月末 |
100地域の発表 | 毎年9月~10月 |
Green Destinationsの認証・アワード・TOP100ストーリーズ受賞地域を探す方法
世界各地のGreen Destinationsの認証・アワード受賞地域を調べるには、Green Destinationsの公式ウェブサイトを確認しましょう。
公式ウェブサイトでは認証、アワード、そしてTOP100ストーリーズに選ばれた地域のリストや、それぞれの取り組み概要などを閲覧できます。
世界の受賞地域:Green Destinations公式ウェブサイト参照
日本の受賞地域:Green Destinations Japan公式ウェブサイト参照
まとめ
サステナブルツーリズムへの取り組みは、観光地において避けては通れない課題であると同時に、地域の新たな魅力を創造し、競争力を高めるための大きなチャンスでもあります。
「何から始めたら良いかわからない」と感じている観光地の方々にとって、Green Destinationsが示すGD基準や、世界中の先進的な「TOP100ストーリーズ」の事例は、具体的な目標設定や行動計画を立てる上でのヒントとなるかもしれません。
まずは世界の、そして日本の先進事例に触れてみることで、自地域の可能性を見つめ直し、Green Destinationsの各プログラムへの参加を検討してみてください。
より持続可能で、旅行者からも地域住民からも愛される、魅力的な観光地づくりへの第一歩を踏み出すことができます。
Green Destinationsと共に、未来世代に誇れる観光の実現を目指しましょう。

