MENU
  • リジェネラティブツーリズム
  • 社会
  • 環境
  • 経済
  • 用語集
お問合せ
リジェネ旅
  • リジェネラティブツーリズム
  • 社会
  • 環境
  • 経済
  • 用語集
お問合せ
リジェネ旅
  • リジェネラティブツーリズム
  • 社会
  • 環境
  • 経済
  • 用語集
  1. ホーム
  2. 環境(水、森林、海洋、エネルギー資源)
  3. ダノンが取り組む環境再生型農業|OP2Bについても解説

ダノンが取り組む環境再生型農業|OP2Bについても解説

2024 7/26
環境(水、森林、海洋、エネルギー資源)
リジェネラティブ農業 企業事例 畜産業
2022-2-72024-7-26
環境再生型農業 - DANONE / ダノンの取り組み事例紹介

環境再生型農業、英語ではRegenerative agriculture(リジェネラティブ農業)と訳されますが、これは野菜を育てる農家だけではなく、酪農・畜産業も含まれています。

環境再生型農業は、二酸化炭素を吸収してくれるだけでなく、土壌の中の健康状態も保たれることで生態系の保全にも繋がります。

リジェネラティブ農業に関する記事はこちら▼

あわせて読みたい
リジェネラティブ(環境再生型)農業とは?ネスレの取り組みも紹介 リジェネラティブ(環境再生型)農業は、食料生産の過程で起こっている環境破壊や水質汚染、農薬による土壌汚染などの解決方法として関心が高まっています。本記事では、リジェネラティブ農業と、取り組んでいる企業の事例をご紹介。

今回は、DANONE(ダノン)の取り組みについて詳しく見ていきますが、その前にダノンも参加している、リジェネラティブ農業・環境再生型農業(以下、環境再生型農業)を推進するビジネス連合、OP2Bについても触れさせていただきます。

目次

OP2Bとは

牛

OP2B(One Planet Business for Biodiversity)は、農業に焦点を当てた生物多様性に関するビジネス連合のことを指します。

破壊された生態系の回復や生物多様性の保全に企業がサプライチェーン全体で取り組むことを推進しています。

具体的なアクションとして以下の3つが掲げられています。

  • 環境再生型農業の拡大
  • 提供する商品を通じて生物多様性を保全する
  • 森林破壊を終わらせ、生態系の管理・回復・保護を強化する

OP2Bは、持続可能な開発のための世界経済人会議(WBCSD)が中心となっており、2021年2月現在、ダノン、ネスレ、ユニリーバ、グーグル、マイクロソフト、グッチや サン・ローランなどを扱うケリング・グループなど合計27社で構成されています。

今回はヨーグルトでお馴染みのダノン社についてご紹介していきます。

ダノン | 環境再生型農業への取り組み

BIOヨーグルト
ダノンヨーグルト

ダノン – 商品

ダノンは「世界中のより多くの人々に、食を通じて健康をお届けする」ことをミッションに、皆さんも一度は見たことのあるヨーグルトや天然水、植物性のオーツミルクの製品などを扱っている食品メーカーです。

CDPの「気候変動」「森林」「水セキュリティ」全ての質問書にも回答しており、全てA評価を獲得しているほど、サステナビリティ経営に対して積極的に取り組んでいる企業の一つです。

あわせて読みたい
ESG投資家必見!CDP(Carbon Disclosure Project)の評価基準とは? ESG投資の重要性が高まる中、CDPは企業の環境への取り組みを評価し、投資家に対して情報開示を促しています。CDPは気候変動、水セキュリティ、森林の管理などに関する詳細な質問書を企業に提出させ、その結果をランク付けします。

またダノンは、ユニリーバとネスレの3社で2002年にSAI(Sustainable Agriculture Initiative )という持続可能な農業のためのイニシアチブを設立し、現在では150社以上が参加するプラットフォームとなっています。つまり、2019年にOB2Bが発表される前から持続可能な農業、環境再生型農業を行っていたことが伺えます。

また、重要なステークホルダーである農家・提携会社・物流会社・地域社会・官庁の発展を支援するため、自社のエコシステムファンドを2009年に設立しています。

具体的な取り組み

ダノンは、環境再生型農業におけるガイドの1つとしてこちらのスコアカードを公開しています。

DANON
DANON

WWFや環境および農業の専門家の多様なグループ(APEXAGRIやCIWFを含む)と協力して、このスコアカードを作成しており、どのような農業システムであろうと使用することができるので、自社のサプライチェーンの農家に対しても使用することができます。このスコアカードは土壌・農家・動物倫理の3つのトピックに焦点が当てられており、これらの相乗効果によって環境に配慮された未来の食糧システムを構築することができます。

DANON
DANON

ダノンが排出している温室効果ガスの3分の2は農業のセクターから排出されていますが、OP2Bへ参加しているのでサプライチェーン全体で環境再生型農業への導入を促進しています。これらの変化に直接対応するのは農家の人たちであり、彼らがすでに環境再生型農業に取り組んでいても、あるいは始めたばかりであっても支援することを約束しています。

サイトを通じて訓練を受けることができ、2020から2021年の間に合計200人の人々が訓練を受けました。

ダノンの環境再生型農業について詳しくはこちら(英語)▼

このように、土壌の生態系の回復は環境再生型農業を推進することで取り組んでおり、農家に対しても資金や訓練の機会を提供するなどまだ途中段階ではありますが取り組んでいます。

現在、アメリカ、フランス、スペイン、メキシコ、アルジェリア、モロッコ、ルーマニアなどで環境再生型農業を実施しています。

  • アメリカの場合
    アメリカでは現在82,000エーカーで、アーモンドなどの新しい原料に拡大しており、耕作や化学農薬の削減、被覆作物の拡大などの慣行を通じて80,000トンの二酸化炭素に相当する量を削減し、20,000トン以上の炭素を地中に固定しています。
  • フランスの場合
    フランスでは2016年以来、より多くの農家が環境再生型農業に移行するための費用を賄うために、4,000万ユーロ以上を投資してきました。 フランスでは2025年までに再生農業から生乳、果物と野菜、シュガービートなどの原料を100%調達する予定で、2025年までに生乳からの温室効果ガス排出量を15%削減することを目指しています。

最後に

いかがでしたでしょうか?

ダノンのようにサプライチェーン全体で環境再生型農業を推進すると、温室効果ガスの削減に繋がります。また、日本は食料自給率が低いという課題もあるので、訓練の機会を提供することができれば、その課題解決にも繋がり持続可能な社会へ繋がるのではないかと思いました。

参照
生物多様性に関する民間レベルの国際枠組について
DANONE JAPAN
DANONE
Sustainable Agriculture Initiative Platform
Danone:regenerative agriculture 2021 scorecard.pdf
Danone:regenerative agriculture 2021.pdf
Animal Welfare Report 2022

あわせて読みたい
リジェネラティブ(環境再生型)農業とは?ネスレの取り組みも紹介 リジェネラティブ(環境再生型)農業は、食料生産の過程で起こっている環境破壊や水質汚染、農薬による土壌汚染などの解決方法として関心が高まっています。本記事では、リジェネラティブ農業と、取り組んでいる企業の事例をご紹介。




環境(水、森林、海洋、エネルギー資源)
リジェネラティブ農業 企業事例 畜産業
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

メルマガ登録




New Posts
  • 奈良のしか
    観光地の動物を「資源」から「アクター」へ。多様な生き物の視点を取り入れて見つける、未来のツーリズム。
    2025年9月9日
  • アイヌの里から学ぶリジェネラティブな関係性―「訪問者の敬意」が「地域の誇り」を育てる―
    2025年9月8日
  • スロマドとは?地域に根ざした新しいライフスタイルと観光産業にもたらす影響
    2025年9月8日
  • 「Unseen Tours」— ホームレスがガイドするロンドン発の社会派ツアーで“本物の街”を体験しよう
    2025年9月3日
  • Responsible Travel(責任ある旅行)|旅をもっと意味のあるものに
    2025年9月2日
  • APU ST オフキャンパス・プログラム
    “負”を“価値”に転換する力とは。APU学生が学ぶ「北九州の産業遺産を活用した地域づくり」
    2025年9月1日
  • 人と自然の写真
    「人間が自然とのつながりを取り戻す」ために観光ができること——持続可能な未来のために
    2025年8月29日
  • デジタルノマドの人物像を比較分析|4つのコミュニティに見る最新傾向と誘致戦略
    デジタルノマドの人物像を比較分析|4つのコミュニティに見る最新傾向と誘致戦略
    2025年8月27日
  • デジタルノマドの歴史と未来|50年の軌跡が示すサステナブルツーリズムの新たな可能性
    デジタルノマドの歴史と未来|50年の軌跡が示すサステナブルツーリズムの新たな可能性
    2025年8月26日
  • 石見銀山 群言堂
    生活観光で新しい旅の体験を!地域の暮らしに触れる観光スタイルの魅力
    2025年8月25日
Ranking
  • 環境評価システム EPEAT(イーピート)とは?認証を取得している企業事例もご紹介
    EPEAT(イーピート)認証とは?重要性と国内外の事例を紹介
    2022年2月17日
  • サステナブルツーリズムとは?持続可能な観光業の最新動向(2025年)
    2022年3月4日
  • オーストラリアの写真
    オーストラリアの環境問題への取り組みとサステナブルツーリズム
    2024年10月2日
  • 観光税は持続可能な観光につながる?
    観光税は持続可能な観光につながる?世界と日本の導入事例を解説
    2024年8月6日
  • スウェーデンの持続可能な開発目標達成へ向けた取り組み
    スウェーデンの持続可能な開発目標達成へ向けた取り組みと成功要因を解説
    2024年7月2日
  • オランダの運河に浮かぶ!サステナブルな水上住宅 Schoonschip
    オランダ・アムステルダムの運河に浮かぶサステナブルな水上住宅 Schoonschip
    2023年7月21日
  • 省エネにも積極的。ニュージーランドのエネルギー事情
    【リライト】ニュージーランドのエネルギー事情と水力発電
    2023年9月29日
  • カナダのSDGs取り組みとサステナブルツーリズム
    カナダのSDGsに対する取り組みとサステナブルツーリズム
    2024年10月29日
  • イタリア・ベネチア、歴史遺産を守るためのオーバーツーリズム対策とは
    イタリア・ベネチア、歴史遺産を守るためのオーバーツーリズム対策とは
    2025年2月5日
  • リジェネラティブツーリズム(再生型観光)で実現する持続可能な旅
    2024年3月15日
Category
  • サステナブルツーリズム
  • SDGs・ESG基礎
  • 環境(水、森林、海洋、エネルギー資源)
  • 社会(ヘルス、まちづくり、ジェンダー)
  • 経済(働き方、生産・消費、産業・技術)
  • その他
    • ドバイ万博
Tag
CO2削減ESGESG投資SDGsアメリカウェルビーイングオランダカーボンニュートラルサステナブルツーリズムサーキュラーエコノミーステークホルダーデジタルノマドドイツドバイドバイ万博ニュースビジネスと人権ファッションフードロスプラスチックマイクロプラスチックリサイクルリジェネラティブツーリズムリジェネラティブ農業レポート人権人権デューデリジェンス代替タンパク質企業事例再生可能エネルギー北欧取り組み事例取材各国の事例持続可能な社会持続可能な観光日本気候変動海洋プラスチック問題温室効果ガス生物多様性畜産業脱炭素観光業界認証
Pick Up
  • サステナブルツーリズムとは?持続可能な観光業の最新動向(2025年)

    CO2削減SDGsサステナブルツーリズム気候変動脱炭素観光業界
    記事を読む
  • リジェネラティブツーリズム(再生型観光)で実現する持続可能な旅

    サステナブルツーリズムリジェネラティブ・ツーリズム持続可能な観光気候変動観光業界
    記事を読む

メルマガ登録

PR問い合わせバナー

目次