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環境再生型農業とは?ユートピアアグリカルチャーの事例紹介

2024 7/26
環境(水、森林、海洋、エネルギー資源) 経済(働き方、生産・消費、産業・技術)
CO2削減 リジェネラティブ農業 企業事例 気候変動 畜産業 農業
2022-2-82024-7-26
環境再生型農業 - ユートピアアグリカルチャーの事例

環境再生型農業は、英語でRegenerative agriculture(リジェネラティブ農業)と訳され、これは野菜を育てる農家だけではなく、酪農・畜産業も含まれています。この環境再生型農業は、二酸化炭素を吸収してくれるだけでなく、土壌の健康も保たれることで生態系の保全にも繋がっています。よって、食料生産による環境破壊や水質・土壌汚染といった問題の解決に繋がるのではないかと世界で注目を集めています。

環境型再生農業についての記事はこちら▼

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DANONE / ダノンの取り組み事例についてはこちら▼

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そして、これらの取り組みは大企業や海外の企業だけでなく、日本の北海道沙流郡日高町にある株式会社ユートピアアグリカルチャーも取り組んでいます。

今回は、その取り組みについての紹介と彼らが販売している「cheese wonder」というチーズケーキを食べた感想も一緒にご紹介させていただきます!

目次

ユートピアアグリカルチャーと創業者の想い

ユートピアアグリカルチャー
引用:ユートピアアグリカルチャー

放牧による乳卵製品・お菓子の製造/販売を通して人・動物・地球環境に負荷の少ない持続可能なビジネスを実現する

こちらをミッションに掲げ、山間地や平地での放牧酪農で作った牛乳や、鶏の平飼い飼育で作った卵を使ってお菓子を製造販売している会社です。

ユートピアアグリカルチャーの創業者は、チーズケーキで有名なBAKEを創業し成長させた長沼真太郎さんです。

長沼さんは、札幌にある「きのとや」の創業家に生まれ、幼い時から北海道のスイーツを食べながら育ちました。それは「将来はお菓子に関わる仕事がしたい!」と思う原体験となっています。

より良い材料でさらに美味しいお菓子作りをしようと、BAKEを退任後はアメリカのシリコンバレーへ行きました。

そこで感じたのは、世界全体の二酸化炭素の排出量のうち24%を占めているという理由に加えて、工業型畜産といわれる動物倫理に対する問題による酪農・畜産業界へ対する風当たりの強さでした。

アメリカでは代替肉や培養肉の商品の開発が進んでおり、代替肉は技術の向上により本物のお肉のような味や食感で、今後ますます普及していくことが予想されます。

しかし、お菓子作りに携わってきた長沼さんは、逆にこれだけ代替のものが普及すれば、「本物」の乳製品で作られたお菓子は今よりさらに価値のある特別なものになるのではないかと感じたそうです。

そして、2018年ごろから話題になっていた環境再生型農業に対して可能性を感じたことで、ユートピアアグリカルチャー(以下、UA)の創業に至りました。

環境再生型農業が目指す姿

環境再生型農業とは言葉通り、牛を育て、お菓子を販売するこのサイクルで、環境を再生させる、ということになります。

日頃私たちが飲む牛乳は、どのように生産されているかご存知でしょうか?
パッケージには、放牧されているような絵が描かれていることも多いですが、実態は異なります。日本の約7割の酪農場が、放牧ではなく「繋ぎ飼い」という方法をとっています。これは動物倫理の面で問題視されています。

ユートピアアグリカルチャー
引用:ユートピアアグリカルチャー

しかし、放牧をおこなうことでその問題は解消されます。また、牛が土の上を歩くことで土が踏み固められます。そうすることで、排出されるメタンガスや二酸化炭素を土の中に固定する力が増します。さらに牛から出る糞尿は牧草に養分を与えるだけでなく、微生物を増やすことで土壌を豊かにします。

こうして放牧によりのびのびと育った牛から栄養あるミルクをいただき、出来上がった美味しいお菓子を私たちがいただくことで、売上はより放牧が広まるようアグリテック企業への投資などに利用されています。

また、UAでは放牧だけでなく平飼いで鶏も飼っており、お菓子を製造する過程で廃棄される残渣を餌にし、フードロス削減にも繋がっています。

このように、美味しいお菓子を通じて、地球や動物に対しても優しいお菓子作りができるよう目指しています。

数値で管理する

環境再生型農業を行っているといっても、実際の数値は測定しない限り分かりません。そこでUAは北海道大学と連携して、どの程度温室効果ガスを削減できているのか研究しています。その結果はリサーチレポートとしてホームページにアップされていますので、気になる方はこちらをぜひご覧ください。

UA初のスイーツ「Cheese Wonder / チーズワンダー」

UA初のお菓子「Cheese Wonder」は、動物にも環境にも人にも優しいチーズケーキです。

私も購入させていただきましたが、まず金曜日と土曜日の20時からしか販売しておりません。しかも即完売になるほど人気なので、友人を巻き込んで3回目のチャレンジでやっと購入することができました。LINE登録すると忘れずに済むのでおすすめです。

6個入りで届きますが、予想より大きいサイズなので食べ応え十分です。濃厚なチーズがとっても美味しかったです!

Cheese wonder
Cheese wonder

引用:cheese wonder

写真の通り、クッキー生地の上に二層のチーズが重なっているのですが、ワイン好きの友人は上のスフレ部分がワインに合う!と大喜びしていたので、食後のワインと一緒にいかがでしょうか?

食べ方には3種類ありますが、私はおすすめにもなっているように全解凍が好みでした。夏は冷凍でも美味しいかもしれません!

cheese wonder black
引用:cheese wonder black

そして、まだ試していませんが「Cheese Wonder Black」という季節限定のチョコレートバージョンも販売されています!

最後に

いかがでしたでしょうか?

これまでは何気なくチーズケーキを選んでいましたが、気候変動問題の解決にも繋がる環境再生型農業を実践しているユートピアアグリカルチャーさんのお菓子を今後も購入して応援したいと思います。

Cheese Wonderの購入はこちらから

参照:
UTOPIA AGRICULTURE | 株式会社ユートピアアグリカルチャー
多くの問題を抱える「乳牛のつなぎ飼い」| 畜産動物たちに希望を Hope For Animals|鶏、豚、牛などのアニマルウェルフェア、ヴィーガンの情報サイト

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