MENU
  • リジェネラティブツーリズム
  • 社会
  • 環境
  • 経済
  • 用語集
お問合せ
リジェネ旅
  • リジェネラティブツーリズム
  • 社会
  • 環境
  • 経済
  • 用語集
お問合せ
リジェネ旅
  • リジェネラティブツーリズム
  • 社会
  • 環境
  • 経済
  • 用語集
  1. ホーム
  2. サステナブルツーリズム
  3. 出張もサステナブルに!次回から実践できる取り組みを紹介

出張もサステナブルに!次回から実践できる取り組みを紹介

2025 9/22
サステナブルツーリズム
サステナブルツーリズム
2023-5-12025-9-22
これからは、出張もサステナブルに!次の出張から実践できる取り組みとは

国際エネルギー機関(IEA)のデータによると、2022年の世界のCO2排出量において、「移動や輸送」部門は約20.7%を占めました。[1]

これは、2021年の37%という数値から大幅に減少したことを示しています。移動や輸送には、貨物の輸送、旅行や出張による移動も含まれています。出張の場合、移動を伴う場合がほとんどです。日本でも、出張もサステナブルに変えようという動きが活発化しています。

目次

脱炭素に向けたビジネス出張の世界の流れ

世界のビジネス出張は回復傾向にあり、2023年の出張支出は前年比30%増の1.34兆ドルに達しましたが、依然としてコロナ前の水準を7%下回っています。

画像出典:Global Business Travel Association

地域別では北米や中東などで回復が進む一方、アジア太平洋地域は回復が遅れ、中国は前年比9%増にとどまります。2024年末には支出が1.48兆ドルに達し、コロナ前を上回ると予測されている中、出張の目的や手段も多様化しており、柔軟な対応が求められているのです。[2]

zoomやGoogle Meetなどのオンラインコミュニケーションツールは便利ですが、対面で話し合うことはミスコミュニケーションをなくし、個人的な交流を深めることにも繋がります。

出張で現地へ出向き、対面でコミュニケーションを行うことは、企業が取引先やビジネスパートナーと長期的なパートナーシップを築き、信頼関係を構築する上で重要でしょう。

対面のミーティングの価値が再認識されていますが、企業は脱炭素推進を行う場合、中・長距離の移動がある出張回数をどのように管理していくか、悩ましいところです。

出張時にできるサステナブルなアクションとは

出張によって、滞在期間や移動距離はさまざまです。出張時に共通して取り組めるサステナブルなアクションとは何でしょうか?

筆者が出張時に取り組んでいることをいくつか紹介します。

個人でできること

マイボトルを持参

旅行や出張時は、使い捨てのペットボトルを利用した方が便利です。マイボトルを持参しても給水スポットがない場合、荷物になってしまうからです。

しかし、最近は日本国内であれば、mymizuアプリやRefill Japan、無印良品の水プロジェクトを利用することで、給水スポットを簡単に探すことができます。

また、ミーティングや会議の際に、ペットボトルの水やお茶が配られる場合があります。マイボトルを持参し断ることでゴミの削減にも繋がります。

シェアやレンタルを通じて荷物を軽減

飛行機に限らず、電車やバスを利用する際は、荷物を軽くすることで燃費が改善し、温室効果ガスの排出削減に繋がります。必要最低限の荷物だけを持参し、嵩張る衣類などは現地でレンタルすることもおすすめです。

また、歯ブラシや櫛といったアメニティは、一度使用すると捨てられてしまうため、そもそも使用しないことが重要です。自分自身が必要なアメニティを持参することで、ゴミを削減することができます。レンタルできる商品を事前に把握し、不要なものを持参しないことで、荷物の重さ軽減にも繋がります。

部屋の清掃を断る

連泊の場合、部屋の清掃を断りましょう。一部のビジネスホテルは、部屋の清掃が連泊期間中に一度のみ対応しています。

あるホテルに宿泊した際、一度しか使用していないアメニティが全て新品になっていたことがあります。それを防ぐために部屋のメモを活用しましょう。

「水は要りません」や「バスタオルだけ交換をお願いします」とメモに書いておくことで、必要最低限の清掃をお願いしています。

企業として取り組めること

出張には、移動や宿泊、現地での移動といった、温室効果ガスの排出ポイントがいくつかあります。役員と従業員がビジネス出張に行く場合、企業はどのような取り組みができるのでしょうか?

移動手段

欧州には、「飛び恥(Flight Shame)」という言葉があります。「飛び恥」とは、「多くの二酸化炭素を排出する飛行機に乗ることは、恥ずかしい」という意味です。

最近は、フライトを検索すると、スマートフォンやパソコンの画面に複数のフライトを比較して、二酸化炭素を何%削減できるかが表示されます。環境負荷の小さいフライトを選ぶことも重要です。

また、温室効果ガスの排出量が多いフライトではなく、鉄道の利用を促すこともできるでしょう。企業は、役員や従業員が出張する際、環境に配慮した行動を促すインセンティブを設計することで、企業全体の行動変容を実現できる可能性があります。

宿泊先

大手宿泊予約サイトBooking.comは、再生可能エネルギーを導入している宿泊施設や使い捨てのプラスチックを使用していない宿泊施設に対して、「Travel Sustainable」の認証を与えています。

Booking.com経由で宿泊を予約しない場合、企業は出張する役員と従業員に対し、Green Keyなどのサステナブルトラベルの第三者認証を取得した宿泊施設を選ぶよう伝えることで、環境負荷を低減を実施することができます。

基準づくり

リモート会議は、場所を選ばないため長距離の移動を伴いません。つまり、移動で排出される温室効果ガスの排出を削減することができます。出張には移動が伴います。しかし、直接会うことで意識やビジョンをより詳細に伝えることができ、コミュニケーションの誤解を防ぐことができます。

企業は、出張による環境負荷を評価し、出張の必要性やリモートでの会議を選択する基準を設けることで、従業員が判断しやすくなります。

社会全体の取り組みが必要

2023年3月、東京のビジネスホテルに宿泊した際、このようなメッセージが貼られていました。

これからは、出張もサステナブルに!次の出張から実践できる取り組みとは
これからは、出張もサステナブルに!次の出張から実践できる取り組みとは

環境に配慮しようと訴えるメッセージは、環境への意識が高いオランダやドイツのホテルでも発見することができます。

あわせて読みたい
オランダとドイツのホテルは「環境」と「多様性の許容」に配慮されている オランダやドイツのホテルは、環境保護だけでなく多様性にも配慮したサービスを提供しています。実際に滞在した際に感じた点を基に、日本でも取り組める可能性について紹介します。

役員と従業員一人一人が、環境に対する意識を変えることが重要です。だからこそ、企業は彼ら、彼女らが環境に配慮するインセンティブを設けるなど、社内制度を整えることで、出張を環境負荷が小さいものに変えていけるでしょう。

ただし、企業が役員と従業員に環境に配慮するよう求めても、サステナブルな選択肢がなければ、検討、実践することができません。

宿泊施設や航空会社が環境へより配慮し、温室効果ガスの排出量が比較的少ない移動方法や宿泊施設の選択肢を増やすことが重要です。

最後に

サステナブルツーリズムやサステナブルファッションなど、「サステナブルな〇〇」という言葉を耳にする機会が増えています。出張は企業活動の一部であり、サステナブルな出張を実践することは、事業全体で排出される温室効果ガスの排出量削減にも繋がります。

筆者も出張へ行くことが多いですが、個人でできることを引き続き実践していきます。また、出張だけでなく、観光をする際にも、サステナブルなホテルや移動手段を事前にリサーチし、積極的に利用していきます。

あわせて読みたい
日本全国のサステナブル・エシカルなホテル10選(2024年) SDGsの推進に伴い、環境や社会に配慮したホテルが選ばれる時代に。本記事では、サステナブル・エシカルなホテルの定義や魅力を解説し、日本全国のおすすめホテル10選を紹介します。




サステナブルツーリズム
サステナブルツーリズム
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

メルマガ登録




New Posts
  • 観光庁、令和7年度「先駆的DMO」を新たに7法人選定
    2025年10月17日
  • 混雑するビーチ
    オーバーツーリズムの対策事例12選|目的別に学べる実践アイデアを紹介
    2025年10月17日
  • 千年の都で新しい旅を。京都のサステナブルホテルおすすめ7選
    2025年10月17日
  • ラーケーション ― 学びながら楽しむ新しい旅行スタイル
    2025年10月16日
  • 清水寺
    京都で深刻化するオーバーツーリズムの現状 | 持続可能な観光に欠かせないこと
    2025年10月16日
  • オーバーツーリズムの事例から学ぶ課題と対策|国内外の事例を9つ紹介
    2025年10月15日
  • ユネスコ複合遺産を目指す自然保護区「グリーンベルト(Grünes Band)」とは?
    2025年10月14日
  • mountainkind
    親切を次の人へ、米・パークシティ「MountainKind」の挑戦
    2025年10月13日
  • 愛媛県大洲市は、なぜ「サステナブルツーリズム」で注目を集めたのか?
    2025年10月10日
  • 個別包装削減が求められる理由|環境・経営・顧客の変化に対応するために
    個別包装削減が求められる理由|環境・経営・顧客の変化に対応するために
    2025年10月9日
Ranking
  • 環境評価システム EPEAT(イーピート)とは?認証を取得している企業事例もご紹介
    EPEAT(イーピート)認証とは?重要性と国内外の事例を紹介
    2022年2月17日
  • サステナブルツーリズムとは?持続可能な観光業の最新動向(2025年)
    2022年3月4日
  • オーストラリアの写真
    オーストラリアの環境問題への取り組みとサステナブルツーリズム
    2024年10月2日
  • イタリア・ベネチア、歴史遺産を守るためのオーバーツーリズム対策とは
    イタリア・ベネチア、歴史遺産を守るためのオーバーツーリズム対策とは
    2025年2月5日
  • 観光税は持続可能な観光につながる?
    観光税は持続可能な観光につながる?世界と日本の導入事例を解説
    2024年8月6日
  • スウェーデンの持続可能な開発目標達成へ向けた取り組み
    スウェーデンの持続可能な開発目標達成へ向けた取り組みと成功要因を解説
    2024年7月2日
  • オランダの運河に浮かぶ!サステナブルな水上住宅 Schoonschip
    オランダ・アムステルダムの運河に浮かぶサステナブルな水上住宅 Schoonschip
    2023年7月21日
  • 省エネにも積極的。ニュージーランドのエネルギー事情
    【リライト】ニュージーランドのエネルギー事情と水力発電
    2023年9月29日
  • カナダのSDGs取り組みとサステナブルツーリズム
    カナダのSDGsに対する取り組みとサステナブルツーリズム
    2024年10月29日
  • バルセロナのオーバーツーリズムの実態とは?原因や対策を紹介
    バルセロナのオーバーツーリズムの実態とは?原因や対策を紹介
    2025年2月12日
Category
  • サステナブルツーリズム
  • SDGs・ESG基礎
  • 環境(水、森林、海洋、エネルギー資源)
  • 社会(ヘルス、まちづくり、ジェンダー)
  • 経済(働き方、生産・消費、産業・技術)
  • その他
    • ドバイ万博
Tag
CO2削減ESGESG投資SDGsアメリカウェルビーイングオランダカーボンニュートラルサステナブルツーリズムサーキュラーエコノミーステークホルダーデジタルノマドドイツドバイドバイ万博ニュースビジネスと人権ファッションフードロスプラスチックマイクロプラスチックリサイクルリジェネラティブツーリズムリジェネラティブ農業人権人権デューデリジェンス代替タンパク質企業事例再生可能エネルギー北欧取り組み事例取材各国の事例地球温暖化持続可能な社会持続可能な観光日本気候変動海洋プラスチック問題温室効果ガス生物多様性畜産業脱炭素観光業界認証
Pick Up
  • サステナブルツーリズムとは?持続可能な観光業の最新動向(2025年)

    CO2削減SDGsサステナブルツーリズム気候変動脱炭素観光業界
    記事を読む
  • リジェネラティブツーリズム(再生型観光)で実現する持続可能な旅

    サステナブルツーリズムリジェネラティブ・ツーリズム持続可能な観光気候変動観光業界
    記事を読む

メルマガ登録

PR問い合わせバナー

目次